研究課題/領域番号 |
07301056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
その他外国語・外国文学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
大村 益夫 早稲田大学, 語学教育研究所, 教授 (80063569)
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研究分担者 |
藤石 貴代 新潟大学, 人文学部, 講師 (20262420)
波田野 節子 県立新潟女子短期大学, 国際教養学科, 助教授 (50259214)
白川 豊 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (00179045)
芹川 哲世 二松学舎大学, 文学部, 教授 (40216552)
三枝 壽勝 東京外国語大学, 朝鮮語学科, 教授 (50128021)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 近代朝鮮文学 / 近代化 / 植民地 / 尹東柱 / 廉想渉 / 金東仁 / 田栄澤 / 金斗鎔 / 基督教 / 左翼文化運動 / 社会主義リアリズム |
研究概要 |
朝鮮近代文学者達の日本体験に関する資料を収集し、また収集した資料にもとずく論文を各メンバーが執筆して、以下のような資料集および論文集を刊行した。 1.平成7年度 資料集「『満鮮日報』文学関係記事索引(1939.12-1942.10)」 2.平成8年度 資料集「朝鮮文学関係日本語文献目録(1882.4-1945.8) 3.平成9年度 資料付論文集「近代朝鮮文学における日本との関連様相」論文集の目次は以下の通り。 (1)二つの朝鮮語訳「經国美談」について (2)金東仁の文学に見る日本との関連様相-「女人」について (3)田栄澤論-植民地期作品と監督教 (4)廉想渉の長編小説に見える日本-1930年前後の作品を中心に (5)金斗鎔と在日朝鮮人文化論 (6)「写真版尹東柱自筆詩稿全集」の編纂刊行作業をめぐって 資料集作成と論文執筆の過程、を通して各メンバーは自己の分担である作家や作品に多様な角度と方向論をもってアプローチし、研究目的である<近代朝鮮文学における日本との関連様相>を各自の立場で考察した。その結果明らかになったことは、作家あるいは時期によって様相はさまざまに異なるものの、近代における日本との出会いが朝鮮文学に無視しえぬほど大きな痕跡を残したと言うことである。これはある程度予想された結論とも言えようが、本共同研究によって具体的な資料をともなった実証的な研究成果として明らかになったことには大きな意義がある。 今後は作家・作品の対象範囲をさらに広げ、また時期によって同一作家の関連様相にどのような変化が見られるかなど、アプローチの方法も多角化しつつ、本共同研究を継続していく予定である。
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