研究課題/領域番号 |
07301073
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
本多 隆成 静岡大学, 人文学部, 教授 (20022288)
|
研究分担者 |
水本 邦彦 京都府立大学, 文学部, 教授 (60108363)
田中 誠二 山口大学, 人文学部, 教授 (80116730)
池上 裕子 成蹊大学, 文学部, 教授 (70232171)
池 享 一橋大学, 経済学部, 教授 (20134885)
有光 友学 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (80018019)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 検地 / 村落 / 戦国大名 / 織豊政権 / 幕藩体制 / 貫高制 / 石高制 / 兵農分離 / 識豊政権 |
研究概要 |
日本封建制の理解に関して、中世と近世とのいわゆる「断絶」を意識した段階論よりも、近年は「連続性」に重点をおいた移行論が盛んになっている。このような研究動向をふまえて、本研究ではこの問題を、第1に検地と村落にかかわる問題に焦点をしぼって追究すること、第2に中世から近世にかけて一貫して問題を追究すること、第3に西国(畿内を含む)と東国(東海を含む)との地域的特質の比較・検討を通じて課題に迫ること、を目的としている。 この目的を達成するために、全国的に研究課題にかかわる戦国期から近世前期の研究者を組織して、大きく2班に分けて研究を進めてきた。すなわち、総括・東国班:本多隆成、西国班:秋山伸隆・池享・神田千里・田中誠二・藤田達生・水本邦彦・宮島敬一、東国班:有光友学・池上裕子・市村高男・加藤益幹・佐藤孝之・矢田俊文である。そして具体的には、個々のメンバーによる資料収集・調査旅行や個別の研究もさることながら、研究成果の報告と全体での討論を重視した。すなわち、初年度は12月に広島市、2年目は8月に浜松市、12月に小山市、今年度は7月末に愛知県南設楽郡鳳来町ということであった。 これらの研究会を通じて、上記の研究目的は相当深められたが、検地や年貢収取の実態、地域的差異の問題など、さらに新たな問題も生じてきている。それらについては、近く刊行される科研費メンバー11名による研究成果報告書、および来年度にメンバー以外の参加者も募って刊行する予定の論文集によって、直接検討していただければ幸いである。
|