研究課題/領域番号 |
07304027
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・核・宇宙線
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
酒井 英行 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90030030)
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研究分担者 |
石原 正泰 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40013396)
今井 憲一 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70025493)
永井 泰樹 東京工業大学, 理学部, 教授 (80028240)
笠木 治郎太 (笠木 治郎大) 東北大学, 理学部, 教授 (10016181)
森信 俊平 九州大学, 理学部, 教授 (50016078)
高橋 憲明 大阪大学, 理学部, 教授 (10028152)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1996年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1995年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 重イオン / ハドロン / K中間子 / 偏極ビーム / 不安定核 / 天体核物理 / スピン物理 / ガス標的 / 加速器 |
研究概要 |
本研究課題は、これまで種々のエネルギー領域で展開されて来た重イオン物理を、あらためて、総合的(全国的)な立場から検討し、それにもとづき、高エネルギー重イオンビームにより拓かれる特徴的な核物理の新たな領域の展開を計ろうとするものである。これを目的として、平成7、8、9年度の3年間にわたり研究が行われた。 平成7年度に研究はスタートしたが、折しもその時期に、原子核コミュニティが要求していた大型ハドロン計画が急転回した。原子核研究所と高エネルギー研究所が一緒になり、新たな研究機構を作るという計画である。これに伴い加速器計画も従来のものから50GeVへと変更されることになった。この計画変更に伴い本研究もその研究主旨にのっとり企画調整を行うこととした。その一連の検討作業は、原子核談話会の組織である「核物理委員会」を通して実施された。この「核物理委員会」は、平成7、8、9年度平均として年に4回開催し、総合的な立場から研究の推進を計った。そして、平成9年度には、二つの研究所の統合が実現し、「高エネルギー加速器研究機構」として発足した。本科研費がそれに至るまでの検討段階において果たした役割はとても大きいと自負している。これこそが本科研費の最大の成果だともいえる。 また、本研究では、毎年幾つかの研究会やワークショップを、主催または共催した。この科研費が種になって進展した研究は数かぞえきれない。それらを含め分担者についての研究発表は付けていないが、必要があればそれぞれの分担者へ問い合わせて資料を請求してほしい。 この報告書では、3年間にわたる研究を通して得られた成果のなかで、本研究が主催した最後の研究会「プライマリ-ビームを用いた原子核物理」の報告集(時間節約のためにトラペのコピーで代用した)、ならびに最初に支援した大型ハドロン計画の物理検討作業グループ(21世紀ハドロン加速器検討委員会)の報告書を最後と最初の検討成果記念として集録した。
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