研究課題/領域番号 |
07304029
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・核・宇宙線
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
九後 太一 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00115833)
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研究分担者 |
青木 健一 金沢大学, 理学部, 助教授 (00150912)
原田 恒司 九州大学, 理学部, 助手 (00202268)
坂東 昌子 愛知大学, 教養部, 教授 (20025365)
鈴木 博 茨城大学, 理学部, 助手 (90250977)
菅本 晶夫 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (70132686)
矢彦沢 茂明 立教大学, 理学部, 助教授 (00192790)
加藤 光裕 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (80185876)
風間 洋一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60144317)
末廣 一彦 北海道大学, 大学院・理学研究科, 講師 (60211976)
国友 浩 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助手 (20202046)
栗本 猛 富山大学, 理学部, 助教授 (10195563)
金杉 弘隆 東京工業大学, 理学部, 助手 (30016076)
石川 健三 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90159690)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
1997年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1996年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1995年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | くりこみ群方程式 / gauged NJL模型 / 標準模型 / 統一理論 / 超対称性 / D-brane / B-中間子 / M理論 / ニュートリノ / 動的ゲージ粒子 / 正則化 / 光円錐量子化 / B中間子 / supermembrane / gauged 南部-Jona-Lasinio模型 / 漸近自由でないゲージ理論 / カイラルフェルミオン / duality / 弦理論 / 重力理論 / 対称性の力学的破れ / カイラル対称性 / QCD / 超対称標準模型 / CP対称性 / Extended Technicolor |
研究概要 |
平成7〜9年度の三年間にわたる本研究の研究成果は多岐にわたっている。詳細は研究成果報告書にゆずり、ここでは、主な分担者の主なものについてごく簡単に触れる。 1.対称性のダイナミカルな自発的破れや力学的破れに基づく統一理論の分野:青木健一は、gauged NJL模型に対してWilson流くりこみ群方程式を用いて解析する方法を開発し、従来の東島-Miranskyの改善された梯子近似を超える近似法を与えた。坂東は、ゲージ粒子がダイナミカルに生成される可能性を考察し、現在の標準模型や統一模型とどう関連しているかを調べた。原田は、光円錐上で量子化した場の理論の諸問題を研究した。鈴木博は、格子上でのカイラルなフェルミオンのゲージ共変な取り扱いとして、連続理論での共変正則化の考え方を応用した定式化を提案した。九後は、gauge-Higgs-Yukawa系に対し、どのような場合にnon-trivialになるのかをくりこみ群を用いて解析し、理論の満たすべき条件を明らかにした。中野は、アノマラスU(1)ゲージ対称性に基づく超対称性の力学的破れについて総括した。末廣は、一般次元に拡張されたChern-Simons理論の量子化を行った。菅本は、B中間子の崩壊に関する問題や、中性子の電気双極子能率と宇宙のバリオン生成を研究した。 2.超対称ゲージ理論や弦理論におけるdualityや非摂動論的ダイナミックスの分野:加藤は、時空の非可換性を出発点にして弦理論の非摂動的な定義を与える一つの試みを提唱した。 風間は、有限の質量を持つ量子化されたD粒子同士の散乱振幅を初めて計算した。国友は、I型超弦理論におけるD5-braneの基底状態を記述する位相的場の理論を構成し、D5-braneの第2量子化について考察した。松尾は、String JunctionのBPS条件の簡単な導出をM理論の立場から行い、DブレインのBPS状態の質量公式をあからさまに計算しU双対性を検証した。矢彦沢は、相対論的場の理論におけるストリング状のVortexの有効作用を組織的に計算した。
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