研究課題/領域番号 |
07305048
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
資源開発工学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
江原 幸雄 九州大学, 工学部, 教授 (10002346)
|
研究分担者 |
田口 幸洋 福岡大学, 理学部, 教授 (00108771)
糸井 龍一 九州大学, 工学部, 助教授 (50108768)
茂木 透 九州大学, 工学部, 助手 (80182161)
藤光 康宏 九州大学, 工学部, 助教授 (10264095)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
1997年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1995年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
|
キーワード | 地熱系 / 地熱資源 / 熱水系モデリング / 地熱構造 / 火山活動 / マグマ |
研究概要 |
本研究で得られた成果は以下のようにまとめられる。 1.我が国の地熱系とくに九重火山周辺の地熱系とその資源について総括的にまとめ、その地熱資源量評価を行い、地下3km深までに、1200MW・30年、地下10km深までに14000MW・30年の電気出力に相当する地熱資源が賦存することを明らかにした。 2.九州中部地域の重力的構造を述べるとともに、九重火山・阿蘇火山・雲仙火山における地震学的・電磁気学的・熱学的構造について述べた。 九州中部地域の第四紀テストニクスを論じ、この地域に発達する火山・地熱地域の構造的背景を明らかにした。 4.九州中部地域に存在するいくつかの地熱地域を例にとり、流体挙動の実際を実証的に述べるとともに、深部流体に関する基本的な課題についても論じた。また、さらに、火山噴気による酸性雨・酸性土壌あるいは地熱流体生産に伴う地下流体挙動の変動など、火山活動あるいは地熱開発に伴う環境への影響に関する問題を実証的に明らかにした。 5.九州中部地域における最も代表的な地熱系である大岳・八丁原地熱地域の地熱系発達時期を明らかにするとともに、1995年九重火山噴火に伴う地熱系発達の初期過程を総合的な観測に基づいて多面的にかつ実証的に明らかにした。 6.より一般的な地熱系発達の数値モデル化を試みるため、非定常3次元気液2相の流体流動を扱える数値シミュレーターを作成し、九重火山の熱過程解明を行った。
|