研究課題/領域番号 |
07305052
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
安藤 真 東京工業大学, 工学部, 教授 (90159533)
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研究分担者 |
広川 二郎 東京工業大学, 工学部, 助教授 (00228826)
後藤 尚久 拓殖大学, 工学部, 教授 (80009232)
米山 務 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (40006226)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 平面アンテナ / スロットアンテナ / TEMモード / 平行平板導波路 / NRDガイド / 漏れ波 / ミリ波 / TEM導波路 / 誘電体導波路 / スロットアレー / 高能率アンテナ / ラジアルラインスロットアンテナ / スロット結合 |
研究概要 |
円形の平行平板導波路を用いたスロトアレーであるラジアルラインスロットアンテナについて、自動車衝突防止レーダや無線LANなどへのミリ波応用を目的として、60GHz帯での試作を行なった。スロットアレーを安定に動作させるには、導波路の厚さを一定に保つ必要がある。厚い下部導体板や高誘電率の硬い誘電体を用いることで、60GHz帯での基本動作を確認した。また、発振回路等のミリ波平面回路との整合性を高めるため、リングスロットを介してラジアル導波路にTEM円筒波を励振する方法を検討し、4GHz帯での実験により動作を確認した。 方形平行平板内に一様なTEM平面波を励振する新しい構造として、誘電体基板を用いた1層構造導波管給電回路を提案した。誘電体基板にスルーホールを密に配列し、その壁面にメッキ等により金属を付着させて導波路(ポスト壁導波管)を構成している。プリント基板加工技術を基に比較的簡易にアンテナを安価に製作できると考えられる。設計周波数において、給電導波路の結合窓が等振幅同位相の分配を実現したことを実験により確認した。 また、NRDガイドによりTEM波を励振した平行平板スリットアレーを60GHz帯で試作し、その基本動作を確認した。NRDガイドを用いて反射型ASK変調器を製作し良好な特性を得た。さらに、そのASK変調器を搭載した高速PCMレシ-バを試作した。
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