研究分担者 |
三浦 秀一 東北芸術工科大学, デザイン工学部, 助教授 (00244997)
垂水 弘夫 金沢工業大学, 工学部, 教授 (70163706)
澤田 紘次 八戸工業大学, 工学部, 教授 (90005372)
石川 善美 東北大学, 工学部, 教授 (60005494)
赤林 伸一 新潟大学, 工学部, 助教授 (70192458)
山下 恭弘 信州大学, 工学部, 教授 (30016571)
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研究概要 |
1.高断熱高気密住宅の建設状況調査 住宅の断念気密化に関する現状把握のために,法的な指針である「住宅の係わるエネルギーの使用と合理化に関する法律」の変遷と今後の動向について整理した。また,実際の高断熱高気密住宅建設の実情を把握するために,住宅金融公庫の融資状況より建設状況を調査し,現状と地域性について明らかにした。2.準寒冷地における調査研究 準寒冷地では東北地方を中心に高断熱気密住宅の調査が行われてきたが,同じ準寒冷地に属する北陸地方においても近年になり,高断熱高機密住宅の調査が盛んに行われるようになった。地域の状況に適応した住宅計画を行うという観点より,各地域における調査結果をまとめた。3.エネルギー消費と居住性に関するデータベース 高断熱高気密住宅のエネルギー消費と居住性を評価するにあたり,調査項目は無数に存在するため,実際に専門的な領域全てを調査することは不可能であることから,高断熱高気密住宅の第一目的である省エネルギーと室内温熱環境の向上の観点から調査項目の検討・抽出を行い,データベースを構築した。4.データベースによる高断熱高気密住宅の居住性 構築されたデータベースの内容をもとに平成8年度から平成9年度にかけて,これまでに調査・整理されたデータを用い,高断熱高気密住宅のエネルギー消費と居住性に関する調査内容の集計と把握を行った。これにより,新たに構築されたデータベースのデータ蓄積の具体的な手法および,データベース活用に向けての方向性を明確化した。
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