研究課題/領域番号 |
07307001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
野間 昭典 京都大学, 医学研究科, 教授 (00132738)
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研究分担者 |
外崎 昭 山形大学, 医学部, 教授 (90004572)
山岸 俊一 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (70014032)
岡田 泰伸 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (10025661)
大森 治紀 京都大学, 医学研究科, 教授 (30126015)
赤池 紀生 九州大学, 医学部, 教授 (30040182)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1996年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1995年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | イオンチャネル / 細胞機能分化 / トランスポーター / 受容体 / 心筋 / 平滑筋 / ニューロン |
研究概要 |
赤池はラットマイネルト核からニューロンを単離し、そのグルタミン酸受容体応答の加齢による変化を調べ、受容体密度が加齢と共に減少することを明らかにした。井上は神経と保持細胞との間のK濃度について調べた結果、Kを速やかに除去する機構が存在することを示した。大森は台形体内側核におけるシナプス伝達の要素過程は既にP4で完成していることを示唆し、日令による伝達の増強はシナプス前終末におけるCa電流の増加によると示唆した。岡田は細胞容積調節における容積感受性Clチャネルの役割を明らかにし、さらに、消化管上皮細胞の分泌機能とClチャネルの関係を論じた。亀山はCaチャネルの活性維持に必要な細胞内要素について研究し、細胞内の蛋白因子とATPが重要な役割を担っていることを明らかにした。北里は膵臓B細胞の自発興奮とglucose刺激について研究し、ATPチャネルとglucagonの役割について、分子機序を明らかにした。久場は運動神経終末の細胞内Ca濃度を測定し、Ca誘発Ca放出が重要な役割を担っていることを明らかにした。倉智は新たなスルフォニル尿素受容体のクローニングに成功し、血管平滑筋に存在するATP感受性Kチャネルの本体を明らかにした。鈴木は胃平滑筋細胞の伸展受容チャネルについて研究し、胃壁伸展による平滑筋収縮との関係を明らかにした。瀬山は心筋L型Caチャネルの不活性化が細胞内のMgによって制御されているとの仮説を提唱し、実験的な裏付けを行った。高橋はbFGFが原索動物ホヤの予定外胚葉割球においても神経誘導を起こすことを示し、bFGFが普遍的な誘導因子であることを示唆した。外崎は網膜細胞に対する単クローン抗体を作成し、マークされる物質の役割を論じた。堀江は心筋に対するアンギオテンシンのClチャネルに対する作用を明らかにした。山岸は神経細胞に発現するClちゃねるの性質を明らかにした。野間は心筋細胞の容積調節にCFTR型のClチャネルが関与していることを示した。
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