研究分担者 |
中島 秀人 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (40217724)
小川 正賢 茨城大学, 教育学部, 助教授 (80143139)
浅田 匡 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (00184143)
城 仁士 神戸大学, 発達科学部, 教授 (40145214)
川畑 徹朗 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (50134416)
三宅 征夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (50000071)
小田 利勝 神戸大学, 発達科学部, 教授 (90124536)
永岡 慶三 放送教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90127382)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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研究概要 |
本研究は,次の課題に基づいて展開された。 「今後も発達するであろう科学技術社会は,私たちがこれまで気づかなかった“ライフスキル"を必要としているのではないか?それはどうやって育成されるか?」 この課題に対して,諸科学の専門家を通して検討した結果,次の諸点が明らかになった。 ・現代社会は,社会そのものが科学技術化し,一般的に情報技術社会として認識される。 ・私たちは,科学技術の産物を使いこなし,溢れる情報から適切なものを選択し,自己教育力を身につけ,自己認識(セルフエステ-ムの重要な要素)をはかり,意思決定(あるいは目標設定)をする力が必要である。 第2年度は,神戸大学発達科学部附属幼稚園,附属明石小学校,附属明石中学校で,上記の要請を導入した授業を試み,授業内容を中心として研究協議を行った。その結果,ライフスキルの育成は教科学習の枠組みを越えた横断的・総合的なアプローチを必然的なものにすることが見出され,新たな単元開発,カリキュラム開発の必要性が明らかになった。 最終年度は,上記の成果について,さらに独・英の研究者によるレビューを受け,ライフスキル育成プログラム開発は教育の現場で実験的に構築する以外に方法はない,という結論を得た。この立場から,神戸市内の小学校を中心として実験的な単元開発を試みた。開発過程の詳細な記録から,単元開発リーダーの資質が極めて重要な役割を持つことが見出された。 今後の課題として,ライフスキル育成プログラム開発リーダーの育成がクローズアップされた。
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