研究課題/領域番号 |
07308020
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中原 忠男 (中原 忠雄) 広島大学, 教育学部, 教授 (90034818)
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研究分担者 |
飯田 慎司 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (20184351)
小山 正孝 広島大学, 教育学部, 助教授 (30186837)
岩崎 秀樹 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (50116539)
植田 敦三 広島大学, 学校教育学部, 助教授 (50168621)
重松 敬一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 学力 / 数学的能力 / 国際比較研究 / 潜在的能力 |
研究概要 |
本研究は、イギリスのエグゼタ-大学Burghes教授とドイツのカッセル大学Blum教授を中心とする数学的学力に関わる国際比較研究である「Kassel-Exeter Project」の日本における研究を担うものである。日本では、次のような調査を行ってきた。 「潜在力」:2回、「数」:2回、「図形・関数」:1回、「質問紙調査」1回 現時点までに明らかにされた本研究の主要な研究成果として、次の諸点を挙げることができる。 (1)調査した日本の中学生は、潜在力得点、数得点、図形・関数得点のすべてにおいてイギリスやドイツなどよりも高い得点を挙げている。 (2)しかも、潜在力得点にはそれほどの差はないが、数得点、図形・関数得点には大きな差がみられる。このことは、達成学力面における日本の数学教育のよさを示唆するものといえる。 (3)潜在力得点そのものは、学年進行とともに上昇している。しかし、各問の正答率の相対的難易性にはほとんど変化がみられない。このことは潜在力調査問題の安定性を示すものである。 (4)数得点は高いままで、イギリス、ドイツ並みに伸びている。しかし、個々の生徒のその伸びには、潜在力得点はあまり関係していない。 (5)質問紙おいては、数学が得意な生徒は、数学が楽しく、調べ学習も楽しいと回答している。また、数学は日常生活の問題解決に活用されているとは捉えていない。 (6)イギリスやドイツは学校間において大きな得点差があるが、日本はそれほどの差はみられない。
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