研究分担者 |
上田 尚一 龍谷大学, 経済学部, 教授 (60151792)
新家 健精 福島大学, 経済学部, 教授 (70007392)
平川 孝三郎 明星大学, 理工学部, 教授 (80084367)
村上 正康 千葉大学, 名誉教授
村上 征勝 文部省統計数理研究所, 領域統計研究系, 教授 (00000216)
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研究概要 |
本研究においては,(1)中等教育における統計教育,(2)大学における統計教育,(3)産業界・公的セクションにおける統計教育,(4)統計教育とコンピュータの利用の4つのワーキンググループに分かれて,調査・研究を行った。 中学・高校については,学習指導要領及び教科書に基づいて,数学の教科における確率・統計の内容と扱いの詳細な分析、吟味を行って,問題点を析出した。高校については,特に大学入試の実態との関連も分析した。諸外国の中等教育における統計教育に関しては,アメリカ,イギリスについて文献により調査を行った。さらに,統計教育における電卓に利用の問題について検討した。以上の検討結果を踏まえて,将来の学習指導要領に対する提言をまとめた。 大学については,平成7年度に全国の国・公・私立の全大学に依頼して,全学部の履修要覧、講義要項,シラバス等を収集した。それらの資料を精査して必要な情報を抜き出し,大学における確率・統計教育に関するデータベースを作成した。このデータベースを使って統計教育の実態分析を行った。また,大学における統計学基礎の講義のシラバスのモデルを作成,提示した。 産業界における統計教育については,ヒラリング及び一部企業の実態調査を行った。その結果に基づき,産業界における統計教育のニーズ及びその変化について分析した。公的セクションでの実務家の研修,社会人教育の実態についても調査・研究成果を取りまとめた。 統計教育とコンピュータの利用については,統計教育と情報教育の関係,統計教育におけるコンピュータ利用のあり方についての研究を行った。一部の統計ソフトウェアについては,評価を行った。
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