研究課題/領域番号 |
07308042
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
名越 誠 奈良女子大学, 理学部, 教授 (40024822)
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研究分担者 |
中野 繁 北海道大学, 農学部, 助教授 (50217791)
高田 壮則 (高田 壮規) 北海道東海大学, 国際文化学部, 助教授 (80206755)
前川 光司 北海道大学, 農学部, 助教授 (80002301)
西田 睦 福井県立大学, 生物資源学部, 教授 (90136896)
後藤 晃 北海道大学, 水産学部, 助教授 (30111165)
岡田 典弘 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (60132982)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | サケ科魚類 / 産卵行動 / ミトコンドリアDNA / 絶滅 / 有効個体数 / 縁辺個体群 / 隔離個体群 / 稼辺個体群 / 隔離個体数 / 淡水魚類 / 鮭科 / 絶滅機構 / 人為的影響 / 遺伝的変異 / 繁殖様式 / 種間競争 / 数理モデル / 局所個体群 / レトロポゾン / 遺伝的変異性 / 地球温暖化 / 水温の歴史的変化 |
研究概要 |
淡水魚の絶滅機構を明らかにする目的で調査・研究を行い次の結果を得た。(1)イワナの縁辺個体群であるヤマトイワナ(キリクチ)とアマゴの産卵場所及び産卵行動の比較を行い、産卵場所は前者が支流部、後者が本流であり、産卵行動にも明瞭な違いがあった。(2)またイワナの有効個体数を明らかにする目的で雄の産卵独占率を観察し、これが個体群の有効個体数を減少させることが解った。(3)アルプスイワナとオショロコマの同一遺伝子座を解析したところ、両種ともにSINES配列の挿入多型が観察された。(4)アユの島嶼集団について,ミトコンドリアDNAの塩基配列分析を行ったところ,推定集団サイズが小さいほど遺伝的変異性が小さいという傾向のあることが明らかになった.(5)ハナカジカにおいて支流集団内では遺伝的変異が著しく低く、集団間では遺伝的文化が高いことが明らかとなった。イワナ、アユ、ハナカジカでは環境の少しの変化によって絶滅する可能性が示された。(6)モデルによって最適成熟サイズが個体の成長関数と死亡率・繁殖率によって決定されることを示し、繁殖遅延が起こるための条件を明らかにした。
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