研究課題/領域番号 |
07308051
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
片桐 千明 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90000827)
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研究分担者 |
山上 健次郎 上智大学, 理工学部, 教授 (50011474)
野村 晃司 東京都老人総合研究所, 主任研究員 (30073026)
中野 實 (中野 寛) 千葉大学, 理学部, 教授 (80009604)
久保 英夫 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (50178034)
星 元紀 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (20012411)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
1996年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1995年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 卵外被 / 糖蛋白質 / 卵膜 / 透明帯 / 精子受容体 / ゼリー層 / オボペロキシダーゼ / 卵膜ライシン / オビダクチン |
研究概要 |
(a)両生類ヒキガエルの卵膜の精子結合にあずかる成分は、36-39kDa分子の糖鎖である;(b)アフリカツメガエル卵膜の主要糖蛋白質成分であるgp41のcDNAを解析した結果、哺乳類ZP3のホモログであることが明らかになった;(c)ブタPZP3のもつ精子結合受容体活性は、Asn-67またはAsn-84に結合する中世複合型糖鎖の非還元末端のβ-Gal残基にある;(d)ウニ卵ゼリー層のフコース硫酸糖蛋白質とビオチン化した精子膜蛋白質をインキュベートし、2ケの精子膜蛋白質を分離した;(e)ウニ卵の軟化受精膜から70kDaのオボパ-ロキシダーゼ(OPO)を分離し、そのcDNAから類推された814アミノ酸残基からなる一次構造は、孵化酵素が哺乳類のマトリックスプロテイナーゼに属することの意味を解明した;(f)海産巻貝バテイラの卵膜の主要構成分子は、7kDaの糖鎖を含む34kDaの蛋白質である。バテイラ属7種の精子の卵膜ライシンのcDNAに基づく解析から、各分子の中央部40〜100残基に種特異性を担う配列があることが分かった;(g)ホヤ卵黄膜の精子受容体とみなされる糖蛋白質の蛋白質の部分構造を決定し、また精子受容活性をもつ酸性糖鎖を部分精製した;(h)メダカ卵膜内層のZI-1,2サブユニット群の前駆体蛋白質のcDNAをクローン化して同蛋白質の一次構造を解明し、それらが卵巣ではなく専ら肝臓で発現することを明らかにするとともに、これらをコリオゲニンHと改称した。
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