研究課題/領域番号 |
07308053
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
遠山 正彌 大阪大学, 医学部, 教授 (40028593)
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研究分担者 |
高木 宏 大阪市立大学, 医学部, 教授 (30163174)
杉浦 康夫 名古屋大学, 医学部, 教授 (50093042)
塩坂 貞夫 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス科, 教授 (90127233)
河谷 正仁 秋田大学, 医学部, 教授 (00177700)
加藤 武 横浜市立大学, 大学院・総合理学研究科, 教授 (80064856)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
21,000千円 (直接経費: 21,000千円)
1996年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1995年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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キーワード | 神経伝達 / 停止機序 / 細胞内代謝 / 学習記憶 / 神経再生 / 神経回路網 / トランスポーター / クロストーク / C-fos / C-Jun / 一酸化炭素 / Neuropsin / 接着分子 |
研究概要 |
神経が損傷を受けた際に活性化される分子群の検討の結果サイトカイン受容体の発現促進、グルタミン酸合成酵素の産生がニューロンで高まること(木山)、また一酸化窒素合成酵素(NOS)の産生も促進されることが明らかとなった(杉浦、河谷)。これらの結果は神経が損傷された際に正常では発現していない数々の分子群が発現することを示す。また神経が損傷を受けるとグリア細胞内に種々のトランスポーターが発現し神経細胞を細胞死からそがれる方向で働いていることが明らかとされた(遠山)。これらの結果を基に系統的に検索しうるモデル動物の開発の試みが行われ新しい脳虚血モデル動物の作成が行われた(高木)。またNOやペプチドのセカンドメッセンジャーを活性化するcGMP-dependent Kinase I, IIの発現パターンが脳内では相補的であることが明らかとされ、機能的な使い分けがなされている可能性が示された(稲垣)。 正常でのシナプス間隙への伝達物質の遊離機序の検討ではGABAの遊離にシナプトフィジンが重要であることが明らかとされ(谷山)、高感度の伝達物質測定法の開発の試みも成功した(加藤)。発生途上での伝達機序の解析も行われeph ligand family等が運動神経の成長に重要であること(田中)、海馬特異的セリプロテアーゼ(ニューロプシン)は発生の早期より出現しLPTと同様の発現過程を示し記憶・学習関与が明らかとされた。
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