• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

勤労中高年女性の健康体力の保持・増進に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07308058
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分総合
研究分野 体育学
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

森下 はるみ  お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (60017134)

研究分担者 黒田 善雄  日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (40012231)
田畑 泉  国立健康栄養研究所, 健康増進部, 室長 (20188402)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード勤労中高年女性 / 身体トレーニング / 乳酸性作業閾値 / 血中脂質プロフィール / 健康増進 / 酸素摂取量
研究概要

【目的】本研究の目的は(1)勤労中高年女性の食生活を評価すること,(2)近年、社会問題となりつつある骨粗鬆症との関連で、本対象者の腰椎および大腿骨頸部の骨密度の概要を明らかにすること,(3)身体運動トレーニング(スイミング及び水中運動)が勤労中年女性の持久性体力及び血中脂質に与える影響を明らかにすることであった。
【結果】各年代とも、エネルギー摂取量はそれぞれの年代の所要量とほぼ同水準であった。栄養素は、それぞれの年代の女性の所要量を上回る摂取量であった。たんぱく質は所要量より30%多く、脂質も所要量より約10%多めであった。カルシウムはの摂取量は所要量より16%多かった。次にアルコール摂取量はビールをコップ1杯程度であったため、アルコールのエネルギー比率はわずか2%であった。
腰椎及び大腿骨頸部の骨密度は年齢とともに低下した。骨密度には個人差が大きかったが、平均的には一般人女性よりも、僅かに高い価であった。
水泳トレーニングへの平均出席回数が週当たり1.5回以上の群では、持久性体力の指標である乳酸性作業閾値は24.2±2.2ml/kg/minから26.4±2.4ml/kg/minへ1.6±2.8ml/kg/min有意に増加した(p<0.05)。一方、平均出席回数が週当たり1回以上の群では乳酸性作業閾値とも有意な変化は見られなかった。
血中脂質濃度の変化をみると、いずれのグループともトレーニング前後で血中トリグリセリド濃度に変化はみられなかった。また、総コレステロール、LDL-コレステロール濃度はいずれのグループとも上昇する傾向が認められたが、とくに水泳トレーニングにほとんど出席しなかったCグループの被検者の上昇が顕著であった。しかし、いずれのグループもHDL-コレステロール濃度には大きな変化がみられなかった。
【まとめ】本研究の結果より、週1.5回以上身体トレーニングを行うと、持久性体力が向上し、さらに血中脂質プロフィールが改善されることが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (14件)

  • [文献書誌] 田畑泉他: "運動習慣が中高年女性の骨密度および骨代謝マーカーに与える影響" Osteopororis. 4-3. 66-73 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 森下はるみ他: "脊柱の屈曲・伸展域の年齢推移" 体育科学. 25. 97-110 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 樋口満: "ヘルシースイミング" ヘルシート-ク. 128. 16-19 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 樋口満: "基礎体力をつけてから様々なスポーツにも挑戦" 女性のひろば. 206. 16-18 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山川純: "第6回世界マスターズ水泳選手権大会に出場して" 体育の科学. 46. 855-861 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 森下はるみ他: "私の更年期体験" 女性のひろば. 206. 25-27 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田畑泉: "骨粗鬆症予防には陸上運動と水中運動のどちらが有効か" 栄養と料理. 6. 65-71 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 畑江敬子: "50代新たな挑戦" ミマン. 1. 92-107 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Morishita etc.: "Development and aging related changes in the ranges of flexion and extension of the thoracic and lumber regions" Rep.Research Center for Physical Education. 25. 97-110 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] I.Tabata etc.: "Effects of chronic exercise training on bone mineral content and blood marker of bone remodeling of middle-aged and older women" Osteopororis. 4-3. 66-73 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田畑泉他: "運動習慣が中高年女性の骨密度および骨代謝マーカーに与える影響." Osteopororis. 4-3. 66-73 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 森下はるみ他: "脊柱の屈曲・伸展域の年齢推移" 体育科学. 25. 97-110 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 田畑泉 他: "勤労中高年女性の乳酸性作業闘値" 第50回日本体力医学会大会予稿集. 2-A. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 石井 他: "中高年勤労女性の血中脂質プロフィール" 第50回日本体力医学会大会予稿集. 2-A. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi