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放射性廃棄物処分に関する地質情報の集約と研究の組織化

研究課題

研究課題/領域番号 07354009
研究種目

総合研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地質学
研究機関千葉大学

研究代表者

新藤 静夫  千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (70058014)

研究分担者 岩松 暉  鹿児島大学, 理学部, 教授 (80018663)
岡田 博有  九州大学, 理学部, 教授 (60037182)
梶原 良道  筑波大学, 地球科学系, 教授 (80015578)
藤田 崇  大阪工業大学, 工学部, 教授 (60079598)
伊藤 谷生  千葉大学, 理学部, 教授 (50111448)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1995年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
キーワード放射性廃棄物地層処分 / 日本列島のテクトニクス / 岩盤評価 / 地下水流動系 / ナチュラルアナログ / 岩石・水・元素相互作用 / 天然バリア / 人工バリア
研究概要

研究目的
この研究の目的とするところは課題名にあるように、放射性廃棄物の地層処分という問題に収斂し得る地質科学諸分野のこれまでの知見を集約するとともに、今後明らかにすべき課題を設定することにある。すなわち、
(1)地層処分の対象地を特定するとしないにかかわらず、天然バリアとしての地盤の安定性の評価や、物質の運搬者としての地下水の特性など、この問題にかかわる重要事項に関して、現段階で普遍的に言及できる点は何処までなのか。
(2)地質科学の個々の分野でこれまでに追究され、蓄積されてきた知見をこの問題に集約させた場所、何処までこれに応えられるか。また不足している点は何か。
(3)数千年から数万年にわたる超長期間の安全性の保証をどのような根拠に依って示すことができるか。を検討し、今後の研究のうえで追求すべき問題を明示することにある。
課題設定と成果
上記の主旨を踏まえて、研究課題を大きく、「日本列島のテクトニクスと地層処分地点評価」、「地層処分場と岩盤評価」、「岩石・水・元素相互作用と地下水流動系」の3つに設定し、各々に関して深い識見を有する研究者にご協力をいただき、関連した研究情報の集約と検討を進めた。本研究成果は以下のようにまとめられている。
(1)関係文献・資料のデータベース化
(2)討論会での話題提供者による問題点の指摘
(3)研究分担者による問題点の指摘と、今後の研究の取り組み方についての意見
3.提言
さらに今後総合研究A、あるいは重点領域研究につなげる際、重点的に取り上げるべき課題、研究の方向について以下のように提言した。
(1)地層処分の対象として想定される岩盤の安定性に関する研究-それにかかわる地殻変動の規模・頻度の予測岩盤の強度劣化および変質など
(2)物質の運搬者としての地下水の超長時間での水循環機構に関する研究-地下環境への浸入機構、広域流動機構と流動量、超深層部での地下水の存在状態など
(3)ミクロ・マクロケースでの岩石・岩盤の質的変化に与える要因としての地下水の地球化学的・地球物理学的研究-地下水の水質進化、地下水と岩盤との間の物質移動、遅延効果など

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 研究分担者全員: "放射性廃棄物処分に関する地質情報の集約と研究の組織化" 新藤 静夫, 250 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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