研究課題/領域番号 |
07354020
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
桑嶋 功 東京工業大学, 理学部, 教授 (50016086)
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研究分担者 |
北 康行 大阪大学, 薬学部, 教授 (00028862)
香月 勗 九州大学, 理学部, 教授 (40037271)
磯部 稔 名古屋大学, 農学部, 教授 (00023466)
伊藤 嘉彦 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40026018)
奈良坂 紘一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50016151)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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キーワード | 高次構造 / 天然有機化合物 / 有用物質の大量合成 / タキソ-ル |
研究概要 |
本研究では、有機合成化学の最大の課題としてる量と高次性の問題を取り上げ、これらの克服を目指し、以下の研究項目について計画を立案・検討した。 研究項目1:高次構造天然有機化合物の合成研究 研究項目2:高次構造構築の方法論の開発 研究項目3:実践的合成方法論の開発 研究項目1では、合成標的として高次構造(高官能性、高歪み、多不斉中心あるいは高分子量)天然有機化合物等を取り上げ、これらの効率的な全合成計画を検討した。例えば、タキソ-ル、ネオカルチノスタチン等に見られる高度に歪んだ中員環炭素骨格の構築は、最新の分子変換法をもってしても対応不十分であるので、これらの問題について討論し、今後の研究の展開について検討した。 研究項目2では、特に、天然物有機化合物の合成に一般的に応用可能な方法の追求に加えて、標的化合物の各々の構造的特徴を十分に考慮した有効な分子構築法の研究開発について検討した。 研究項目3では、量の問題に対応して、有用物質の大量合成に重点を置き、真に効率的な反応の開発、既存の変換法の超効率化を取り上げて討論し、今後の研究の展望を得た。
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