研究課題/領域番号 |
07355012
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
川副 博司 東京工業大学, 工業材料研究所, 教授 (80087288)
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研究分担者 |
細野 秀雄 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助教授 (30157028)
小川 恵一 横浜市立大学, 大学院・総合理学研究科, 教授 (00233411)
鯉沼 秀臣 東京工業大学, 工業材料研究所, 教授 (70011187)
鈴木 謙爾 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10005861)
山中 昭司 広島大学, 工学部, 教授 (90081314)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 物質場 / エピタキシ- / 酸化物エレクトロニクス / ワイドキャップエレクトロニクス / シリコンクラスター超伝導 / エネルギーバンド構造 / ド-ピング / イオン注入 |
研究概要 |
本研究では物質場制御による電子活性無機系材料の創製に関する調査研究を行い、重点領域研究の計画として具体化した。これを以下に要約する。 1)本計画では、機能の発現および構造の形成の両面においては、結晶表面場などの物質場が中心的役割を果たすという認識から出発する。 2)本計画では、国際発信型研究を指向している。具体的には、新奇機能材料を常に発見し続けるための基礎科学の構築を目標としている。そのために、新奇機能材料の感覚的化学設計からこれらを発見・発掘するグループ、発見された物質系を対象とし、物質場を応用して、これらを原子オーダーで制御された構造体につくりあげる合成科学を開拓するグループ、および電子活性機能の発現と合成反応における物質場の役割を理論化し、物質設計の新たな基盤を構築するグループを配置し、相互の有機的協力により新材料の創製をはかる。 3)本計画では、特に酸化物に注目することにした。酸化物はこれまで、一般には電子的不活性材料と見なされてきた。しかし最近、主として本計画に参加する研究者らによって、これらは実は電子的活性材料であることが明らかにされつつある。即ちワイドキャップpn伝導体の発見、ペロブスカイト構造を母体にしたエピタキシ-薄膜積層構造形成技術の確立、Siクラスレート超伝導体の発見などの先駆的実績である。
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