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陽子線を用いたがんの集学的治療研究推進のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 07357005
研究種目

総合研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関筑波大学

研究代表者

板井 悠二  筑波大学, 臨床医学系, 教授 (30010268)

研究分担者 村山 重行  大阪大学, 医学部, 助手 (60231635)
奥村 敏之  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50241815)
酒井 一夫  東京大学, 医学部, 講師 (40153837)
岩川 真由美  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30231723)
丸橋 晃  筑波大学, 臨床医学系, 助教授 (30114135)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード陽子線 / 物理的線量分布 / 生物的線量分布 / 放射線障害・合併症 / 耐容線量 / 拡大ブラッグピーク / 1回高線量・少分割照射 / コスト・有用性評価
研究概要

本研究の目的は陽子線と薬剤などとの併用による陽子線の弱点の克服も含め、他のがん治療術式との効果的な連携によるがん治療の総合的戦線構築のための集学的治療研究の基礎的研究課題を具体的に提起することである。本研究では、陽子線の線量分布の特徴を生かした1回大線量・小分割照射の妥当性の評価を課題検討における基本的視点とした。
この研究の結果
1.腫瘍内の線量は均一とする視点を変えた照射法により線量分布の改善がみられ、1回線量10Gy・5分割程度の照射が効果量から可能である。小児の手術と併用される骨髄照射に付随する背部変形障害の改善などのにも修正照射法が期待される。
2.照射法の選定にあたり、hyperradiosennsitivityの考慮が必要であり、照射を多門化する場合のデメリットの評価が重要である。
3.機能障害分析法として、^<99m>Tc-GSAによる核医学診断が期待される。
4.陽子線照射では、1部高LET成分を含むことも考慮した独自の分割間隔の設定が必要である。
5.Doを小さくする薬剤や温熱との併用法の開発が必要である。腫瘍高線量・正常組織低線量照射では、穏和な温熱処理や低濃度のStaurosporineなどが期待される。
等の知見がえられた。
1回大線量・小分割照射は可能性を秘めた照射法であり、検証が急務である。1回線量10Gy・5分割照射程度の治療が実施可能となれば、1回転ガントリ-照射装置あたり、年間800〜1000人程度の治療がそれほど困難ではなくなる。照射技術開発の上に、コスト・有用性評価が必要な課題となる。
これらの詳細は成果報告書にまとめられた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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