研究課題/領域番号 |
07357006
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 紀夫 東京大学, 医学部(医), 教授 (10010050)
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研究分担者 |
新部 英男 群馬大学, 医学部, 教授 (90008293)
佐々木 武仁 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (90013896)
大西 武雄 奈良医科大学, 生物, 教授 (60094554)
井上 俊彦 大阪大学, 医学部, 教授 (70028512)
安藤 興一 東京大学, 放医研・第3研究グループ, グループリーダー (00159526)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 放射線治療 / 放射線感受性 / 放射線応答指標 / 感受性増強 / 分割照射 / 細胞組織応答 / プロトン / 重イオン |
研究概要 |
放射線治療の中心は低LET放射線の分割外部照射と組織・腔内照射であり、近年、プロトンや重イオン線といった新しい線源や照射機器、物理工学の進歩による線量分布の向上も著しい。一方、分割照射効果や治癒のメカニズムについての生物的研究も大きく進展した。 本研究では、 1.日本及び世界における放射線治療研究の現状分布と問題点 2.どのような基礎・臨床研究が必要か、特に生物学的アプローチの面を中心に、分子生物学の進展の成果をどうとり入れるか 3.そのために必要な研究組織ならびに萌芽的研究及び研究者人材 について将来検討のため若手研究者を中心に一般にオープンに公募し、放射線治療向上のためどのような研究が必要か、自分の研究でどんな貢献ができるか可能性を考え発表するワークショップを開催した。 55題の提案が出され、1)感受性の予測の問題点、2)治療効果を増強するための研究の二つの大きなテーマに分けて、非常に活発な討論が行われた。分子生物学的に放射線(種々の放射線について)感受性、細胞・組織応答のメカニズムを解明することが最も重要な中心課題の一つであると結論された。その成果にもとづいて、新しい治療効果の増強や各患者に最適な照射法選択のための放射線応答指標の開発へと発展させることができると考えられた。
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