研究課題/領域番号 |
07358006
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
藤田 順治 核融合科学研究所, 教授 (50023700)
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研究分担者 |
井上 信幸 東京大学, 工学部, 教授 (60023719)
佐藤 徳芳 東北大学, 工学部, 教授 (40005252)
藤原 正巳 核融合科学研究所, 教授 (10023722)
佐藤 哲也 核融合科学研究所, 教授 (80025395)
飯吉 厚夫 核融合科学研究所, 所長, 教授 (70026178)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | プラズマ / 核融合 / 宇宙空間科学 / プラズマ・プロセシング / 複雑性 |
研究概要 |
日本におけるプラズマ理工学の代表的研究者による全体会議を3回、インフォーマルな会合を数回もち、プラズマ理工学の今後の在り方についての研究討論を重ねた。1950年代から1970年代にかけ、一つの学問分野として発展したプラズマ物理学は、1980年代より急速に核融合科学、宇宙空間科学、プラズマ・プロセッシングという大きな固有の理工学分野に分散して行った。その結果、線形概念を基礎とする従来のプラズマ物理は、もはや、これらの大きく発展した分野を束ねていくだけの吸引力を持ち得なくなってきた。この分化・発展は、プラズマを対象とする研究者にとっては、学問の進化としてとらえることができる。ところが、宇宙プラズマにおいても、核融合プラズマにおいても、その最も基本的なプロセスである物質及びエネルギーの輸送機構すら解決されているとは言い難い。その理由はプラズマの強い非線形性、すなわち、複雑性にあるといえる。一方で、生物学、化学、情報科学などの分野で、“複雑性"を対象とする新しい学問のパラダイムに向けた大きなうねりが高まりつつある。プラズマ分野においても、40年のコンピュータ・シミュレーションの歴史をもち、プラズマの複雑な非線形相互作用を解明する手法が次々と開発されてきた。それを支えるコンピュータ環境も急速に発展している。このような環境から、プラズマを対象とした“複雑性"研究の芽が大きく膨らもうとしている。 以上のような調査・分析から、“複雑性"を一つの共通コンセプトとして、それぞれに巨大に発達したプラズマ理工学各分野の研究を包括する共通的視野、すなわち、複雑な非線形相互作用系を対象とする複雑プラズマ科学を発展させ、新しい吸引力を産み出すことの必要性が結論された。これらの議論を踏まえて、本年日本で開催されるプラズマ理工学国際会議のプログラムの原案が練り上げられた。
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