研究課題/領域番号 |
07404011
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・核・宇宙線
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
丹羽 公雄 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60113445)
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研究分担者 |
中村 光廣 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90183889)
星野 香 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70022738)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
33,100千円 (直接経費: 33,100千円)
1996年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1995年度: 27,800千円 (直接経費: 27,800千円)
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キーワード | タウニュートリノ / ニュートリノオシレーション / ダ-クマタ- / レプトン |
研究概要 |
本研究は1994年4月から1995年10月まで第1次のニュートリノ照射を行い、1996年4月から1997年10月までの計画で第2次のニュートリノ照射をおこなっている。第1次のミュートリノを照射したエマルションの現像を1996年2月に完了してニュートリノ反応の解析を「エマルション飛跡自動解析装置」を使って推進している。現在までに1.1万例のニュートリノ反応をエマルションの中で検出し、タウニュートリノ反応で在るか否かの判定を完了した。この間1996年6月にはヘルシンキで行われたニュートリノコンファレンスに結果を発表"丹羽がtalk"、同じく10月の日本物理学会で特別講演、その他いくつかの国際会議にて invited-talkを当研究室のメンバーが行った。 1997年2月現在のμ-neutrinoからτ-neutrinoへのneutrino-oscillationはsin^2(2θ)<0.008という結果である。 この結果からCHORUS実験は当初予想した感度(sin^2(2θ)<0.0003)を達成できる基本的な性能が満たされていることが確認できた。 現在の成果は全体の10%程度のμCC(荷電交換反応)を解析した結果である。今後中性反応も解析していくことで目標を達成する。 現在エマルション飛跡自動解析装置は旧来型が5台とhigh-speed(7倍速)が1台である。今後残りの5台もhigh-speed型に交換して解析速度を高め、1998年の夏ごろまでに第1次の照射分の解析を完了し、1999年度末までには第2次照射分の解析も完了する。
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