研究課題/領域番号 |
07404031
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 東京学芸大学 (1996) 慶応義塾大学 (1995) |
研究代表者 |
本間 久英 (1996) 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20091928)
鹿園 直建 (1995) 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10011751)
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研究分担者 |
松涛 聰 (松涛 聡) 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (50199824)
中田 正隆 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80180305)
本間 久英 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20091928)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
28,400千円 (直接経費: 28,400千円)
1996年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1995年度: 24,400千円 (直接経費: 24,400千円)
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キーワード | 熱水系 / 水溶液 / 海洋組成 / 環境変動 / 反応メカニズム / 同位体 / 金溶解 / バクテリア / 硫黄同位体組成比 / 熱水変質 / 地球環境変動 / 放射性廃棄物 / 処理 / 水-岩石相互作用 / 流動 / 変質 / 熱水 / 地下水 / 黒鉱鉱床 / カイネティックス |
研究概要 |
本課題における2年間の成果は次のように要約される。 oスーパープリュームに起因する熱水および火山ガスによる二酸化炭素のフラックスが大きく、数千万年から1億年の周期で大気と海洋系に流入し、気象・気候変動などに様々な影響を与えることを示した。 o海水が地下で岩石と反応する間に生じた高温変質海水(熱水フラックス)の海洋組成に対する影響を定両的に評価した。 o水溶液-鉱物間の反応により形成された交代組織の生成メカニズムに付いて、実験的・理論的に考察を行い、天然での例に応用をした。 o脈型、黒鉱型鉱床の熱水と鉱物間における硫黄同位体比の測定から、その成因上における特性を明らかにした。 o背弧海盆での火山岩において、特に海水/玄武岩の質量比や化学組成による特性化を明らかにした。 o放射濃物質の地層への処分に対するシミュレーションを行い、その評価をした。 o塩酸酸性熱水における金の溶解量の変化および組織についての解釈と反応メカニズムについての考察を行った。 o黒鉱鉱床の上位にある炭酸塩鉱物変質帯のMg/(Mg+Fe)は緑泥石のそれと正の相関があり、酸素や炭素の同位対比は火成岩と海水のあいだに落ちる。これらのことから熱化学的な計算により、その生成状況を推察した。 o水溶液-鉱物間の反応は、無機的なものばかりでなく、有機的な反応もあるとの考えから、バクテリア似よる金属元素の集積を試みた。その結果、バクテリアによって、鉄元素や金元素の集積が見られた。
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