研究課題/領域番号 |
07405006
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物理学一般
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
江刺 正喜 (江刺 正善) 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20108468)
|
研究分担者 |
小柳 光正 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60205531)
内山 勝 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30125504)
倉林 徹 東北大学, 大学院・工学研究科, 講師 (90195537)
南 和幸 東北大学, 大学院・工学研究科, 講師 (00229759)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
36,600千円 (直接経費: 36,600千円)
1997年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1996年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1995年度: 27,300千円 (直接経費: 27,300千円)
|
キーワード | マイクロアクチュエータ / マイクロマシン / マイクロマシニング / 能動カテーテル / マイクロ運動システム / 柔構造機械 / 分布垂機械 / 立体的微細加工 / マイクロマシ-ニング / 分布型機械 / 能動力カテーテル / 文体的微細加工 |
研究概要 |
アクチュエータが分布したマイクロ運動システムとして、血管内などに蛇のように自分で曲がって入る能動カテーテルの他、ミミズのように蠕動運動するシステム、2次元的にアクチュエータを並べた感覚刺激デバイス、各部分に静電アクチュエータが分布したベローズ構造のアクチュエータなどについて研究を行った。本研究の中心となる能動カテーテルは、複数のリンクとジョイントからなり内側と外側にチューブを持つものである。ジョイント部にSMAコイルのアクチュエータを使用して各部が6方向に曲がるようにしてあり、形状記憶合金(SMA)のコイルをア通電加熱して動かす。リンクにシリコンやポリマーを用いたものなど数種類を試作した。これに関連して通信制御用集積回路を各部に取り付けたり、組み立て用技術の開発などもおこなっている。 各種のセンサを装着し能動カテーテルを多機能化することができる。カテーテル先端に取り付ける血管内超音波内視鏡用に、圧電トランスジューサを高性能化する研究を行った。このためPZTの細いロッドのアレイをポリマで埋めた1-3コンポジット構造を作るため、微細加工したシリコンを鋳型にして焼結する技術を開発した。また内側の管に通せる光ファイバの先端に薄いダイアフラムを形成した極細圧力センサを開発している。この他カテーテルの曲がりを検出するため、柔軟性のあるポリマーで製作した光導波路に周期を変えたBragg反射型の回折格子を多数直列に形成した分布曲がりセンサについて研究した。 以上、分布したアクチュエータで柔らかく動くマイクロ運動システムに関し、試作実験を中心とする研究を行い、目標の成果を得ることができた。
|