研究分担者 |
石井 望 新潟大学, 工学部, 助教授 (50232236)
山本 学 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (20301939)
大鐘 武雄 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10271636)
大宮 学 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30160625)
小川 恭孝 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70125293)
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配分額 *注記 |
36,200千円 (直接経費: 36,200千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
1996年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1995年度: 17,400千円 (直接経費: 17,400千円)
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研究概要 |
本研究では,ミリ波帯アンテナシステムに関して検討を行い,次に示す新知見および成果を得た. 1. コプレーナ導波路により給電される二周波マイクロストリップアンテナを用いた準光学アンテナミキサを開発した.このアンテナミキサをアレー化し,LO信号の照射角度もしくは周波数を制御することにより,RF信号の受信角度を走査できることを示した. 2. 低損失なミリ波導波路として,イメージNRDガイドを開発した.イメージNRDガイドのイメージ面上にスロットを設けることにより,不要モードの発生を抑えた新しいミリ波アンテナ構造を提案した.この構造のアレー設計に用いる規格化インピーダンスの数値解析法ならびに測定法を確立した. 3. 誘電体イメージ線路に関して,カットオフ現象を応用した同軸プローブ給電方式を開発した.さらに,イメージNRDガイドから誘電体イメージ線路への変換構造を提案し,実験ならびにFDTD法による数値シミュレーションにより,その有効性を確認した. 4. トリプレート型電磁結合マイクロストリップアンテナにおけるパラレルプレートモードについて,スペクトル領域モーメント法を用いた理論解析を行い,その発生機構を明確化した.また,この結果をもとに,パラレルプレートモード抑制法を開発し,実験と理論の両面からその有効性を確認した. 5. ミリ波帯無線LAN用セクタアンテナの構成要素として,バックワード励振スロットアレーアンテナを開発した.スペクトル領域モーメント法による設計法を確立するとともに,XバンドとKバンドにおいて検証実験を行い,開発したアンテナの有効性ならびに設計法の妥当性を明らかにした.
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