研究課題/領域番号 |
07405041
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小倉 克之 千葉大学, 工学部, 教授 (60114253)
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研究分担者 |
赤染 元浩 千葉大学, 工学部 (10261934)
藤田 誠 千葉大学, 工学部, 助教授 (90209065)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
37,200千円 (直接経費: 37,200千円)
1997年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1996年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1995年度: 29,200千円 (直接経費: 29,200千円)
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キーワード | 硫黄原子 / 窒素原子 / フッ素原子 / ラジカル不斉誘起 / ベンゼン環生成 / α-アミノ酸 / 機能性物質 / 大環状有機金属化合物 / ヘテロ原子 / αーアミノ酸 / ペルフルオロエチリデン / ジペプチド / ベンゼン環 / 1,2-不斉誘起ラジカル反応 / ベンゼン環形成反応 / α-アミノ酸の不斉合成 / 機能材料 / 大環状有機金属分子 |
研究概要 |
ヘテロ原子、とくに硫黄原子と窒素原子の特性に注目して研究し、以下の成果を挙げた。 i)γ-オキシ置換のα、β-不飽和スルホンおよびエステルヘのラジカル付加における高効率1、2-不斉誘起反応を見い出し、その不斉誘起に対する要因を明らかにした。さらに、光学活性化合物の合成に展開した。 ii)3-メチルチオまたはクロロ置換アリルp-トリルスルホンとαβ不飽和アルデヒドとの縮合体が熱または光反応でベンゼン環を形成することを見い出した。さらに、1、3、5-ジエンイン体が光照射でベンゼン誘導体になる新規な反応も開発した。 iii)N上に芳香族基を有するピロール環とチオフェン環との組み合わせが、有効なπ電子供与体になることが分かった。その両端に1-(メチルチオ)-1-(p-トリルスルホニル)エテニル基を導入すると、高い三次非線形性を示すことおよび一端導入するとEL発光素子になりうることを明らかにした。 iv)各種アリルアルコール類をベルフルオロプロペン-ジエチルアミン付加体と反応させ、α位にペルフルオロエチリデン基を組み込んだγ-ラクトンやγ、δ-不飽和アミドが得られる新規合成法を確立した。 v)4-ピリジル基を3個有する三座配位子を合成、パラジウム鎖体との反応による三次元カゴ型有機金属分子や各種[2]カテナンの自己集合に成功した。 vi)種々の芳香族置換グリシンの光学活性体が、フェニルグリシノールを光学活性修飾基を用いることにより合成できる。この反応を利用して、α-(2-ナフチル)グリシンの光学活性体の合成法を確立した。芳香族基を有するグリシンのジペプチド固相は種々の分子(ゲスト)を包接し、その結晶構造を変化させる。この包接現象に水素結合はもちろん、CH^-π相互作用が重要であることを明らかにし、種々の生理活性物質の分子設計への重要な知見を得た。
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