| 研究課題/領域番号 |
07406001
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| 研究種目 |
基盤研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
作物学
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| 研究機関 | 名古屋大学 |
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研究代表者 |
武岡 洋治 名古屋大学, 農学部, 教授 (70023455)
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| 研究分担者 |
桃木 芳枝 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (40219994)
和田 富吉 名古屋大学, 農学部, 助教授 (20158702)
高倍 鉄子 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助教授 (60089852)
三宅 博 名古屋大学, 農学部, 助教授 (60134798)
服部 一三 名古屋大学, 農学部, 教授 (40023494)
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| 研究期間 (年度) |
1995 – 1998
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| 研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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| 配分額 *注記 |
34,900千円 (直接経費: 34,900千円)
1998年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1997年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1996年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1995年度: 21,300千円 (直接経費: 21,300千円)
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| キーワード | 塩ストレス応答機構 / 耐塩性強化 / 天然型アブシジン酸(SABA) / 塩ストレス組織特異性 / 耐塩性ラン藻微細構造 / アセチルコリン(ACh) / 耐塩遺伝子導入 / 耐塩性形質転換イネ / 耐塩性ラン藻細胞微細構造 / 雌ずい増生 / 根粒着生 / 器官間塩輸送機構 / AChE活性 / 形質転換体 |
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| 研究概要 |
高等植物の耐塩性機構の解明、耐塩性遺伝子の効率的選抜・導入技術ならびに耐塩性形質転換体の作出理論と技術の確立。これらを目的とする本研究を推進するために設定した項目は次の通りであった。すなわち、(1)耐塩性発現過程の形態構造的かつ分子機構的解析、(2)耐塩性遺伝子の特定と抽出、(3)耐塩性遺伝子の植物間移転導入の技術開発、ならびに(4)耐塩性形質転換体の作出と栽培馴化。
(1)では、塩分負荷に対する栄養器官の応答には組織の機能に応じた特異性、生殖器官では雌ずい増生の発現、および根冠における液胞内ミエリン像の形成、それらの植物間差異などを明かにして、耐塩性の組織細胞学的解明に成果を得た。塩生植物における過剰塩の排出に関与するアセチルコリン(ACh)のイオンチャンネルの選択的開閉によるホルモン・水輸送の制御とホルモン非依存的作用性など、耐塩性の分子機構解明に進展を見た。(2)では、大腸菌のコリン酸化酵素の遺伝子を改変してイネに導入し、オオムギ程度に高濃度のグリシンベタイン(GB)を蓄積可能にした。(3)と(4)では、クローニングしたコリン酸化酵素コリンモノオキシゲナーゼの遺伝子をイネに導入して組み換えイネを作出し、またbet遺伝子をGBを合成しない淡水性らん藻にも導入してGBの細胞内合成を誘導した。GBを蓄積する組み換えイネは耐塩性の他に乾燥、低温、高温に対しても耐性を強化し、GBはさらに酸化ストレスでも誘導された。遺伝子組み替え作物の栽培馴化に向けての方策は継続検討中である。
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