研究課題/領域番号 |
07407006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病体医化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
倉智 嘉久 大阪大学, 医学部, 教授 (30142011)
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研究分担者 |
種本 雅之 大阪大学, 医学部, 助手 (40303945)
稲野辺 厚 大阪大学, 医学部, 助手 (00270851)
堀尾 嘉幸 大阪大学, 医学部, 助教授 (30181530)
山田 充彦 大阪大学, 医学部, 助手 (10263237)
内匠 透 大阪大学, 医学部, 助手 (00222092)
高橋 尚彦 大阪大学, 医学部, 助手 (30263239)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
36,500千円 (直接経費: 36,500千円)
1998年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1997年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1996年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
1995年度: 20,000千円 (直接経費: 20,000千円)
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キーワード | 内向き整流性カリウムチャネル / 膜2回貫通型カリウムチャネル / ATP感受性カリウムチャネル / G蛋白調節性カリウムチャネル / アンカリング蛋白 / スルホニルウレア受容体 / 中枢神経系 / ホルモン / アクアポリン / 内向き整流K^+チャネル / 膜2回貫通型K^+チャネル / ATP感受性K^+チャネル / G蛋白質調節性K^+チャネル / スルフォニルユレア受容体 / アンカリング蛋白質 / カリウムチャネル / 中枢神経 / クローニング / G蛋白質 / ポリアミン / クラスター / _CAMP / _CGMP / G蛋白 / ATP |
研究概要 |
本研究で得られた実績は以下のとおりである。 (1) ATP感受性カリウムチャネル A)血管平滑筋型ATP感受性カリウムチャネルがスルホニルウレア受容体SUR2bと膜2回貫通型カリウムチャネルKir6.1の複合体として構成されることを世界で初めて明らかにした。その構成ユニットの違いによりATP感受性カリウムチャネルが、細胞内ヌクレオチドやチャネル開口薬により異なる調節を受けることを明らかにした。B)ATP感受性カリウムチャネルのチャネルコンダクタンスの違いが、イオン透過孔を構成する膜2回貫通型カリウムチャネルKir6.0の分子構造中のポア領域に存在することをKir6.1とKir6.2のキメラ体を作成することにより明らかにした。 (2) G蛋白調節性カリウムチャネル A)黒質線条体のドーパミンニューロンのG蛋白調節性カリウムチャネルが、kir3.2a、Kir3.2cから構成されることを明らかにし、この分布にPSD系列のアンカリング蛋白が関与していることを示唆した。B)脳下垂体前葉甲状腺刺激ホルモン(TSH)分泌細胞において、分泌顆粒上にKir3.1が存在していることを見い出し、TSH分泌刺激により細胞膜に分泌顆粒が融合し機能的チャネルを発現することを見い出した。C)心臓からkir3.0の新たなサブユニットkir3.1bを単離し、その活性を調べることによりG蛋白質によるチャネル活性化にチャネルのカルボキシル末端が重要であることを示唆した。 (3) その他の膜2回貫通型カリウムチャネル A)Kir2.Oサブファミリーが中枢神経系において嗅球に階層状に発現していることを見い出した。B)kir4.1が中枢神経では内耳の内リンパ胞、グリア細胞、脳室上皮細胞の基底膜側、網膜ミュラー細胞に発現していることを見い出した。C)新しい膜2回貫通型カリウムチャネル検索の過程で心臓から新たな膜4回貫通型チャネルCTBAKをクローニングした。
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