研究課題/領域番号 |
07407076
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
|
研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
小柳 仁 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (90138884)
|
研究分担者 |
北村 昌也 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (90183300)
青見 茂之 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (30183726)
八田 光弘 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (00167587)
西田 博 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50147427)
遠藤 真弘 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20075302)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
16,000千円 (直接経費: 16,000千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1996年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
|
キーワード | 心・肺・心肺移植 / Working心肺モデル / 急性及び慢性拒絶反応 / 拒絶反応の早期診断 / 刺激伝導系の有効不応期 / 吸入療法中のX線透過性 / 免疫抑制療法 / 病理組織学的所見 / 心肺移植 / Working心肺モデム / 慢性期拒絶反応 / 心肺同時移植 / working心肺モデル / 慢性期の拒絶反応 / ステロイドの減量・中止 / 電気生理学的検査 / 放射線学的検査 / 急性拒絶反応 / working移植心肺 / 免疫抑制剤 / 心臓移植 / 肺移植 / 慢性拒絶反応 / 病理組織学的検査 |
研究概要 |
細菌類、寄生虫などの汚染がない処理をしたクリーン犬(ノーサン交雑犬)を用いて、実際の臨床と同様に、ドナー、レシピエントの麻酔及び手術は同時に行い、交叉循環開始に合わせてドナー心・肺の停止・摘出を行った。レシピエントの心・肺を取り出した後に、移植臓器保護下に胸腔内心・肺・心肺移植を行った。心拍再開し循環動態・呼吸状態が安定した後に交叉循環から離脱した。移植心の心房に双極電極を装着し、その導線を後頚部に出して固定した。さらに術後の心筋生検のために心尖部を固定し、対応する胸壁にマーカーをつけた。術後の免疫抑制療法下で、週2〜3回移植心の刺激伝導系の有効不応期を測定し、週1〜2回気管内吸入下の移植肺のX線透過度を半定量的に評価した。電気生埋学的検査後同じ日に移植心の心尖部から心筋針生検を、放射線学的検査後同じ日に経気管支的にバイオトームによる肺生検を行い、採取した生検組織は、光学顕微鏡所見等により、国際心肺移植学会基準に基づいて移植心・肺の拒絶反応の病理組織学的重症度を判定した。移植心の電気生埋学的検査の結果、移植心の刺激伝導系の有効不応期は急性及び慢性拒絶反応の進行にともなって延長し、拒絶反応のない時と比較して病理組織学的に軽度〜中等度の拒絶反応の場合に30〜50%延長した。移植肺の放射線学的検査の結果、呼吸生埋学的な胸部X線撮影において、中等度以上の急性及び慢性拒絶反応の場合に移植肺のX線透過性の低下が認められた。
|