研究課題/領域番号 |
07451003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
柴田 篤 (1996-1997) 九州大学, 文学部, 教授 (00117128)
福田 殖 (1995) 九州大学, 文学部, 教授 (80036970)
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研究分担者 |
横山 裕 九州大学, 文学部, 助手 (80284454)
疋田 啓佑 福岡女子大学, 文学部, 教授 (90044536)
川勝 賢亮 九州大学, 文学部, 教授 (70037000)
横畑 茂明 九州大学, 文学部, 助手 (90263988)
柴田 篤 九州大学, 文学部, 助教授 (00117128)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 黄宗義 / 明儒学案 / 版本 / 陽明学 / 朱子学 / 心学 / 理学 / 良知説 |
研究概要 |
1、『明儒学案』の各版本に関する調査結果を整理し、版本間の異同とそれぞれの特色を明らかにした。それによって、黄宗義の編条意図について考証した。 2、『明儒学案』所収の学者について、姓名・号・生卒年・出身地・官職・文集名等をデータ・ベース化した。 3、データ:ベース化によって、出身地の地域性・時期区分・官職経験などについて、従来不明であった様々な特徴が明らかになった。 4、王畿に関する伝記記述を『明儒学案』全体にわたって調べることによって、黄宗義の執筆意図がより明確になった。 5、王畿に関する引用資料とその原典とを比較検討することによって、そこに黄宗義の『明儒学案』編集の意図と彼の思想的立場がよく表われていることがわかった。 6、呂坤の条で引用されている『呻吟語』と同書の各種版本とを比較検討した結果、黄宗義が用いたテキストが今日見られるものとは異なるものであることがわかった。 7、『明儒学案』に関しては、従来、明代思想史研究の資料として、個別的に引用されることが多かったが、本研究のように、個々の伝記、評語、資料を詳細に分析しつつ、全体として『明儒学案』の性格を明らかにする必要があることがわかった。 8、以上の内容について、随時討論を行ない、最終的に報告書にまとめた。
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