研究課題/領域番号 |
07451018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験系心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
二木 宏明 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10073074)
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研究分担者 |
八木 健 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (10241241)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | ジーン ターゲッティング / Fyn欠失マウス / 痙攣発作 / メトラゾール / ビキュキュリン / ピクロトキシン / カイニン酸 / NMDA / ジーンターゲッティング / 放射迷路 / 十字迷路 / open field / 恐怖反応 / 空間学習 |
研究概要 |
八木がジーンターゲッティング法によりFyn欠失マウスを作製し、二木がヘテロ欠失マウスとホモ欠失マウスを交配して繁殖させ、実験に使用するマウスを確保し、Fyn欠失マウスの行動異常の性質を解析した。 すでに、Fyn欠失マウスでは恐怖反応が亢進していることが、種々なテストで明らかになっており(Miyakawa et al,1994)、恐怖反応の強いマウスは聴覚性痙攣発作の感受性も大であると言う知見があるので、Fyn欠失マウスは聴覚性痙攣発作の感受性も高いか調べたところ、予想通りの結果が得られた(Miyakawa et al,1995)。また、聴覚性痙攣発作以外の痙攣として、電撃痙攣と種々な痙攣剤によって誘発される痙攣の感受性についても調べた。電撃痙攣に関しては、ヘテロ欠失マウスとホモ欠失マウスで有意な差は認められなかったが、薬物性痙攣に関しては、GABA受容体がらみの痙攣剤のメエトラゾール、ピクロトキシン、ビキュキュリンによる痙攣の感受性がホモ欠失マウスで亢進していること、グルタミン受容体がらみの薬物ではカイニン酸とNMDAで誘発した痙攣の亢進が見出された。一方、グリシンと関連するストリキニンによる痙攣の感受性については、ヘテロ欠失マウスとホモ欠失マウスで有意な差は認められなかった。以上のように、Fyn欠失による痙攣感受性の亢進は痙攣剤に依存するという知見が得られた(Miyakawa et al,1996)。
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