研究課題/領域番号 |
07451067
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
新堀 通也 武庫川女子大学, 教育研究所, 教授 (00000026)
|
研究分担者 |
有本 章 広島大学, 大学教育研究センター, 教授 (00030437)
前原 健三 武庫川女子大学, 文学部, 助教授 (40136023)
佐藤 幸治 武庫川女子大学, 文学部, 助教授 (00235342)
今井 清一 武庫川女子大学, 教育研究所, 教授 (80085183)
祐宗 省三 武庫川女子大学, 教育研究所, 教授 (50033543)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 夜間大学院 / 昼夜開講制大学院 / リカレント型大学院 / 学際性 / 臨床教育学 / 教育病理 / 大学院 / 大学改革 / カリキュラム |
研究概要 |
1.理論研究 夜間大学院はリカレント型大学院の典型であり、理論と実践の統合を求める学際的なカリキュラムを特徴とする。働らく社会人にとっての専門的学習にとって、夜間は重要な役割をもつが、佐藤は夜間大学院の時間論的基礎付けを行い、新堀は学際性自体を理論的に分析した。 2.制度研究 夜間大学院は比較的新しい制度であり、大学院改革の一環として成立したが、これを明らかにしたのが、有本の一連の研究である。また今井は米国の夜間大学院の成立と現状を論じた。何れもわが国の夜間大学院を、広い制度的文脈の中で理解するのに有益である。 3.実証研究 わが国の夜間大学院の現状、特徴、課題を、特に昼夜開講制と比較しながら、各種統計資料、夜間大学院・昼夜開講制大学院研究科長全員に対する質問紙調査、代表的夜間大学院への訪問調査などを通して明らかにした。夜間大学院はそのシェアと規模が小さいにもかかわらず、個人的、社会的ニーズが極めて高いこと、その組織やカリキュラムの特徴は学際的かつ臨床的であり、教育・心理・福祉・行政・ビジネスなどの領域に適していることなどが、それによって明らかとなった。こうした実証研究の結果は、新堀、祐宗、重谷、末吉の諸論文で発表された。また特に教育学系の夜間大学院の組織や制度は前原が重点的に取り上げた。 4.事例研究 夜間大学院、特にそのカリキュラムの特徴を明らかにするため、事例として臨床教育学研究科を取り上げ、臨床教育学自体の学問的体系が研究された。臨床教育学は夜間大学院同様、その新しさとニーズの高さを特徴とするが、それを重点的に取り扱ったのが新堀の諸著作である。 付 資料収集 この研究を実行するため、夜間大学院に関連する資料、出版物をできるだけ網羅的に収集整理した。その文献目録は新堀によって作成された。
|