研究課題/領域番号 |
07451093
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
大西 廣 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 教授 (30011307)
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研究分担者 |
北村 啓子 国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (60204913)
山田 直子 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 助手 (20151011)
土田 節子 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 助手 (10132705)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 副館長 (20044729)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | マイクロ資料目録データベース / 文学テクスト / 国書基本データベース / 生成と受容 / 古典籍の分類法 / 歴史的ジャンル / 分類 / 古典籍分類法 / 文学ジャンル / インターテクステュアリティー |
研究概要 |
本研究の究極の狙いは、国文学研究資料館において我々が作成しつつある古典籍関係目録データベースを活用して、我が国における文学テクストの生成とその享受・収集・伝来の相関関係を解明することにある。今回の科学研究費補助金による研究では、上記の狙いのもとに今後なされるべき将来の本格的研究の基盤づくりとして、(1)方法論の探求、及び(2)文学テクストの新しい分類のあり方の開発、を二つの大きな目標とした。その成果は、何よりも、我々を中心とする国文学研究資料館の目録作成ティームによって、平成9年度までに『国書基本データベース』(著作篇)を完成させることができたこと、そしてそれに今回の研究が大きく寄与できたことにある。(1)の方法論の探求を踏まえて、(2)で試みた新たな分類の実際例を、そのまま『国書基本データベース』中の分類に活かして用いてある。『国書基本データベース』は上述のとおり、平成9年度をもって完成し、平成10年3月15日より、インターネット上において広く一般の研究者、利用者に公開した。日本国内はいうまでもなく、世界のどこからでも利用できるようになっている(http://quartet.nijl.ac.jp/IKDBpublic/IKDB.html)。『国書基本データベース』とは日本人の手になるすべての著作の基礎台帳ともいうべきものであり、その大きな特徴の一つは、これをさらに他の目録とリンクさせることで既存目録データベースの多元的活用が計れるようになるところにある。今回の研究でも、当初からの目標であった「マイクロ資料データベース」とリンクさせて、文学テクストのかつてない肌理の細かい分類が可能になるとの結論を得た。たとえば、「聞書」「古条揃」「雛形」等の、近代的学問分類、あるいは書物管理中心の図書館分類等、通常の分類では省みられなかった歴史的ジャンルが、はっきりと確認できるようなったのはその一例である(「研究成果報告書」参照)。
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