研究課題/領域番号 |
07452006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
民事法学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
栗田 隆 関西大学, 法学部, 教授 (40121884)
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研究分担者 |
齋藤 彰 (斎藤 彰) 関西大学, 法学部, 助教授 (80205632)
早川 徹 関西大学, 法学部, 教授 (40189634)
加藤 敏幸 関西大学, 総合情報学部, 教授 (70268324)
野一色 勲 阪南大学, 経済学部, 教授 (70268481)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 知的財産 / 著作権 / 特許権 / トレードシ-クレット / コンピュータウィルス / 並行輸入 / ワールドワイドウェッブ / インターネット / 情報 / 営業秘密 / 強制執行 / コンピュータ・ウイルス / WWW / 知的財産権 / Web / コンピュータウイルス / マルチメディア / コンピュータプログラム |
研究概要 |
我々は、3年の研究期間内に総計14回の研究会を開き、共同研究を進めた。研究会では、「工作機械の設計図の著作権法上の位置づけ」、「合衆国における刑事トレードシ-クレット保護」、「コンピュータアニメーションの著作者と著作権の範囲」、「トレードシ-クレットと従業員の競業避止義務」、「並行輸入禁止と特許権」など多数のテーマが取り上げられた。これと共に、マルチメディア時代の知的財産権問題を考究するために、法学教育用のマルチメディア作品を制作し、WWWで情報発信を行なって、問題点を拾い出すことに務めた。 研究成果は、2つの方法で発表された。一つは、WWW(http://civilpro.law.kansai-u.ac.jp/kurita/)であり、他の一つは雑誌論文や単行本である。前者には、インターネットと著作権に関する論説が随時発表され、また、著作権法コンメンタールが現在構築中である。雑誌論文は、本報告書11に記載の通りである。このほかに、単行本『知的財産の法的保護』を発刊し、これをもってこれまでの研究の主要部分のまとめとした。これには次の論文が掲載されている:「特許権の財産的本質を論ずる-特許権は専用権か排他権か-」(野一色)、「『並行輸入による特許権侵害』-それをめぐる論争についての批判的考察-」(斎藤)、「コンピュータ・ウィルスの『処罰』について」(加藤)、「営業秘密の保護と役員・従業員の守秘義務・競業避止義務」(早川)、「著作権の譲渡と債権的利用許諾-比較法的視点から-」、「著作権に対する金銭執行-比較手法的考察-」、「著作権法から見たWorld Wide Web」(以上3点、栗田)。以上により、当初予定した.研究目標の全部ではないが、その多くが達成されたといってよく、また、残された目標も今後1年以内に達成していきたい。
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