研究課題/領域番号 |
07454054
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・核・宇宙線
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
御手洗 志郎 九州大学, 理学部, 助手 (00108648)
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研究分担者 |
中村 裕之 九州大学, 理学部, 助手 (70172434)
黒柳 登喜大 (黒柳 登喜夫) 九州大学, 理学部, 名誉教授 (70037159)
郷農 靖之 九州大学, 理学部, 教授 (50016127)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | Pecoil Distance Method / モーメント / Silicon Ball / プランジャー装置 / 寿命測定 / 変形核 / Newtron Wall / Pecoil Distance Doppler Shift / N=Z近傍核 / Recoil Distance Doppler Shift / ブランジャー装置 / Si・ボール / 荷電粒子多重度測定装置 / ドップラー・シフト / ΔE-Si検出器 / 超変形 / N=Z核 |
研究概要 |
A=80領域のN=45の遷移核では高スピン・高励起状態になるにつれて、独立粒子的な準位から集団的な準位に変化する。準位の寿命測定から電磁モーメントについてモデルと比較し、原子核の形状の励起エネルギー、中性子数による変化を調べること興味がある。これらの核種は重イオン核融合反応で生成されsinglesのγ線スペクトルは多くの核種からのγ線で満たされる。Si・ボールは重イオン核融合反応で生成される出口チャンネルの高い選別能力と高い検出効率を持っている。プランジャー装置によるDoppler Shift Recoil-Distance Methodはpsecからnsecの核準位の寿命測定に有効である。本研究は両装置の同時使用により進められた。 1。Si・ボールとプランジャー装置の同時使用の特徴 1)高い検出効率の荷電粒子とγ線の同時計測はクーロン励起、生成される放射性核種からのγ線は著しく低減され、目的核種のγ線の検出効率は落ちない。 2)加工性の良いAuのバッキングとストッパーの使用により、両膜共に平滑な面を得た。 3)ボールの検出効率はターゲット周りの物質により低くなっているが、荷電粒子多重度のゲートは非常に強力である。 4)反応で生成される主な核種の場合、測定時間は短時間で済み1点あたり1時間で充分である。 2。(^<58>Ni+^<16>O)反応によりソフトな核種でかつ異なる形状が共存するAs,Seでの解析が進んでいる。 3。(^<33>S+^<58>Ni)反応でN=45の遷移核^<85>Zrを生成した。この原子核の低励起状態では独立粒子の性格が強いが高スピン・高励起状態では集団的な性質が観測されている。 4。北欧諸国の研究者とのSi・ボールを用いた共同実験で^<100>Sn 近傍核の^<102>Sn,^<96>Cdの励起状態を観測した。またA=60近傍核の研究をSi・ボールにより、国内のクリスタル・ボールを用いて行った。
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