研究課題/領域番号 |
07454105
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
入船 徹男 (入舩 徹男) 愛媛大学, 理学部, 教授 (80193704)
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研究分担者 |
吉岡 祥一 九州大学, 理学部, 助教授 (20222391)
井上 徹 愛媛大学, 理学部, 助手 (00291500)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | ポストスピネル転移 / 地震学的不連続面 / 放射光実験 / 下部マントル / 超高圧実験 / 高圧相転移 / 放射光 / X線その場観察 / DHMS / Phase D / 相転移 / アモルファス化 |
研究概要 |
1)パイロライトマントルの化学組成を用いて典型的な地温分布に沿った相転移と元素分配を実験的に決定した。この結果410kmおよび660km地震学的不連続面のシャープマに関し、特に鉄の相間の分配が重要であることが明らかになった。研究結果の一部は現在“Nature"誌に印刷中である。 2)放射光X線その場観察技術の開発をおこない、昨兵庫県西播磨地区に完成した世界最大の施設(spring-8)において、かんらん石(Mg_2SiO_4)のスピネル-ポストスピネル相転移境界の精密決定をおこなった。この結果、この相転移の圧力が従来より大きく低圧側にずれるという重要な成果が得られ、“Science"誌上において発表された。 3)含水相である蛇紋石の下部マントル条件までの相転移実験をおこない、高圧含水相の安定領域を明らかにした。この結果最近結晶構造が明らかにされた“phaseD"がマントル深部で重要な含水マグネシウム高圧相であることがわかり、この相がマントル深部への水の輸送に重要な役割をもつことが明らかになった。
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