研究課題/領域番号 |
07455130
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
田中 国昭 千葉大学, 工学部, 教授 (10015042)
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研究分担者 |
国吉 繁一 千葉大学, 工学部, 助手 (30092050)
工藤 一浩 千葉大学, 工学部, 助教授 (10195456)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | トンネルスペクトル / 有機超薄膜 / 有機単分子膜 / STM / AFM / 高密度記録 / 電界書き込み / 吸着LB膜 |
研究概要 |
有機超薄膜の分子集合状態の変化を反映した非弾性トンネルスペクトロスコピー(IETS)を利用したメモリ開発を目的として、そのための基礎データ収集を行った。具体的には、電圧パルスを印加した有機膜のIETS、電流-電圧特性を測定した。以下に得られた成果の要点を示す。ジアセチレンモノカルボン酸LB膜のIETSについては 1.電圧パルス印加により、カルボキシル基と基板との吸着状態の変化や、重合に対応するスペクトル変化が認められた。 2.印加電圧の大きさにより、変化するスペクトル領域を制御できる可能性が示された。 また、長鎖アルキルCNQ/TMPD吸着LB膜のトンネルスペクトルについては 3.C_<12>TCNQ/TMPDとC_<18>TCNQ/TMPDで電荷移動量の違いによる変化が認められた。 4.電圧パルス印加による電荷移動量の変化に対応したスペクトル変化が観測された。 5.印加電圧の大きさにより、スペクトル変化量の制御が可能であることが確認された。また、このスペクトル変化は可逆的である可能性が示された。 さらに、AFM像と非弾性トンネルスペクトル像の同時測定のために、AFMプローブをメタライズし、プローブによる電流-電圧特性の測定を試み、可能であることを確認した。また、プローブによる非弾性トンネルスペクトル測定が可能であることが分かった。 得られた成果は電圧パルス印加による有機膜のIETS変化がスペクトル多重記録とSTM探針による高密度記録が可能であることを示している。
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