研究課題/領域番号 |
07455161
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮原 秀夫 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (90029314)
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研究分担者 |
村田 正幸 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (80200301)
下條 真司 大阪大学, 大型計算機センター, 助教授 (00187478)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | マルチメディアネットワーキング / マルチメディアシステム / 動画像通信 / MPEG / レート制御 / 通信品質 / マルチメディアプレゼンテーション / シナリオ記述 / マルチメディア / ATM / メディア間同期 / 動画像 / シナリオ / 品質保証 |
研究概要 |
本研究は、2年に渡って、ネットワークシステム/エンドシステムを包含したマルチメディア応用システム構築のためのネットワークアーキテクチャを確立した。 まず、今後も主要なサービスになると考えられるデータ通信方式を確立し、転送量の大きい動画像をネットワーク上で同時に転送するためのトラヒック制御方式について検討した。また、MPEG符合化された動画像をATM網を用いて転送するためのレート制御方式として、MPEG-2 Test Model 5 (TM5)を基本に、ユーザの要求する品質を満たしながら高品質な動画像転送を行なう方法について検討した。本研究では、動的な帯域割当制御を用いることによって、画質を均一にし、さらにシーンチェンジに対応して高品質な動画像を転送するためのレート制御手法を提案し、その性能を評価した。その結果、提案するレート制御手法により、必要なバッファサイズや帯域を小さく抑えつつ高品質な動画像転送が行なえることを明らかにした。 分散型マルチメディアアプリケーションでは,ネットワークの負荷等の環境条件に影響を受け、情報の品質が劣化し、本来の意図を失ってしまう場合がある.特に動画像は転送容量が大きい分、その影響も大きい。本研究では、マルチメディアプレゼンテーションにおいてシナリオ記述者がその意図をシナリオと共に記述する分散型マルチメディアプレゼンテーションシステムSymphonyをまず、提案した。さらに、提案したSymphonyにおいてシナリオ記述者がその意図を記述するためのマルチメディアプレゼンテーションのための新たなシナリオ記述言語"MSDL-II"の評価を行なった。また、様々な品質保証に対応するために提案したシステムアーキテクチャの評価を行なうことによって、動画像通信においても良好な品質が得られることを確認した。
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