研究課題/領域番号 |
07455199
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工水理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小松 利光 九州大学, 工学部, 教授 (50091343)
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研究分担者 |
松井 誠一 九州大学, 農学部, 助教授 (60038297)
松永 信博 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (50157335)
朝位 孝二 通産省, 工業技術研究所, 特別研究員 (70202570)
中村 由行 九州大学, 工学部, 助教授 (90172460)
水城 英一 福岡県工業技術センター, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 護床ブロック / 護岸ブロック / 浄化力 / 生態系 / 生息空間 / 水生生物 / 水質浄化 / 護床機能 / 生態空間 / 一体化構造 / 二層構造 |
研究概要 |
より良い川の環境を創造するため、洪水時には護床機能を、通常の流れにおいては魚類の生息場所となると共に水質環境改善機能を有する環境護床ブロック(テクノロック)を河川に施工した。その結果、テクノロック施工区間内でのBOD5の減少がみられた。特に流入BOD5濃度が高いときにその差が顕著に現れた。テクノロック以外のブロック施工区間以外では、様々な護床ブロックが使われているが、BOD5で見る限り、水質は浄化されていなかった。 しかし、出水時にテクノロック内部での、土砂の堆積、或いは洗掘の発生が、ブロック内の生態系に悪影響を及ぼす可能性が懸念された。そこで、テクノロックの護床機能及び生態系育成・水質浄化機能を保持し、更に洗掘及び砂礫の堆積を最小限に抑えられるように改良するため、ブロックの縦穴部に様々な形状の遮蔽物を取り付け、洗掘、堆積防止機能を調べた。その結果、両防止機能を持った2層構造の環境護床ブロックが考案され、ビオテクノロックと命名された。 既に、ビオテクノロックは実際の河川に施工されている段階である。山形県の施工例では、施工後3〜4週間での出水時の観測であったにもかかわらず、ブロック内に、付着藻類及びウグイの群が、確認された。 さらに、河川の生態系を豊かにするため、石垣の思想及び2層構造の概念を取り込み、水質浄化・吸い出し防止機能を有し、かつ緑の景観に覆われる環境護岸ブロックの開発を行った。これらの環境護床・護岸ブロックを一体として用いることにより、生態系育成機能を有する新しい河川環境の創造が可能になった。
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