研究課題/領域番号 |
07455226
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
芳村 学 東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20210768)
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研究分担者 |
津村 浩三 東京都立大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30145669)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 鉄筋コンクリート / 柱 / 耐震 / 2方向 / 実験 / 復元力特性モデル / 流れ則 / 降伏曲面 / 復元力特性 / 塑性流れ則 |
研究概要 |
曲げ降伏する場合とせん断破壊する場合についての鉄筋コンクリート柱の水平2方向復元力特性を明確にし、それを的確に表現する解析モデルを構築するために以下の研究を行った。 (1) 曲げ破壊型および曲げせん断破壊型試験体による一定軸力水平2方向加力実験を行った。その際、加力制御は次に述べるようにやや特殊な方法を採用した。つまり、水平1(Y)方向を一定荷重とし、もう一つの水平(X)方向を変形制御とした。これは、過去の水平2方向加力実験の多くが2方向変形制御加力により行われることにより、実験結果から水平2方向にわたる力の相関に関する情報が得られて来たのに対し、本実験では水平2方向にわたる変形の相関に関する情報を重要視したためである。これに加え、水平変形と軸変形の相関についても注目し、調べた。その結果、立体的な破壊曲面の縮小と塑性流れの概念を導入することにより、曲げ降伏後の実験結果をおおむね説明できることが分かった。 (2) せん断破壊型試験体による一定軸力水平2方向加力実験を行った。加力制御は(1)と同様(ただし、繰り返しのない加力)とした。各軸相互間における力の相関及び変形の相関などについて調べたところ、最大耐力以後の実験結果を立体的な降伏曲面の縮小と塑性流れの概念を用いておおむね説明することができた。 (3) 降伏曲面の縮小と塑性流れの概念を水平2方向の復元力特性に適用し、曲げ・曲げせん断型解析モデルとせん断型解析モデルを作成した。(1)と(2)の実験にこれらのモデルを適用したところ、実験結果をおおむね再現することができた。
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