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子どもの被子犯罪空間の自然的・社会的特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07455238
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関千葉大学

研究代表者

中村 攻  千葉大学, 園芸学部, 教授 (10092074)

研究分担者 木下 勇  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (80251148)
藤井 英二郎  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (40125951)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード子ども / 犯罪 / まち / 公園 / 道路 / 緑地
研究概要

子どもの被子犯罪と犯罪空間の実態を調査するため、予備調査として松戸市と市川市の12小学校、本調査として東京都葛飾区と江東区の18小学校の計30小学校の4,5,6年の全児童(約10500人)に対してアンケート調査を実施した。
子ども達が「犯罪の危険」に遭遇する割合は、予備調査・本調査の30校で各小学校共に四割前后ある。各小学校の地域条件に係わりなく、どこの小学校でも高学年になると4割前后の子ども達が何らかの犯罪の危険に遭遇している。
犯罪被害の内容では女子は風俗犯が多く、男子は粗暴犯の多さに特徴がみられる。
犯罪が多く発生する空間を列挙すると、1つは集合住宅地の公園・緑地である。こゝでは多くの場合、公園・緑地が、日影規制の関係で非建ぺい空間となる集合住宅の北側につくられ、住宅居住者からの視線は殆んどない。逆に、集合住宅の南側の公園・緑地では犯罪は発生していない。2つ目の空間は、路上駐車で囲まれてしまう公園・広場である。公園周辺(外周)の道路に駐車する自動車によって公園や広場の内部が目隠しされて、こうした空間では犯罪が多く発生する。3つ目は、既成市街地の商店街である。こうした商店街では、郊外の大型店の進出等によって商業活動が衰退している所が多く、商店の閉鎖や夜型業種への転換がみられ、子ども達には危険になっている。更には、魚屋や八百屋などの日常的に地域住民が集ってくる施設の立地は、子ども達を犯罪から守るために有効である。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 中村 攻: "子どもたちをとりまく都市犯罪の空間" 都市計画(都市計画学会誌). 46. 39-42 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中村 攻: "犯罪空間とまちづくり" 安全と管理(日本実務出版). 24. 20-23 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Osamu NAKAMURA: "the Characteristics of the Space where Children met Crime in City" City Planning Review (in Japanese). 39-42 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Osamu NAKAMURA: "Crime Space and City Planning" Safety and Management (in Japanese). 20-23 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中村攻: "子どもをとりまく都市犯罪の空間" 都市計画学会誌「都市計画」. 207. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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