研究課題/領域番号 |
07455239
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松村 秀一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00199853)
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研究分担者 |
清家 剛 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (60236065)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 建築生産 / 設計段階 / 施工段階 / 意思決定プロセス / 総合工事業者 / 専門工事業者 / 図面情報 / 管理方法 / 統合化 / 聞き取り調査 / 構造化 / 管理 |
研究概要 |
建築生産においては、施工段階に先行する設計段階で施工に必要な意思決定が完了していることはなく、施工段階を担う総合工事業者及び複数の専門工事業者の専門知識を運用する形で、施工と並行して意思決定されているのが現実である。本研究はこのような錯綜した意思決定のプロセスを明らかにし、これを管理可能な状態にすることを目的とした。具体的には、それぞれの専門工事業者による意思決定プロセスとその相互の規定関係を明らかにした。さらに、これらを構造化し、管理及び計画の可能な形に表現すると同時に、建築生産プロセスを管理する方法を提示した。 まず「実施プロジェクトの図面履歴調査」として、建築工事の実施プロジェクトを選定し、各専門工事業者が作成した図面を順次保管して図面情報を得て、いくつかの部分に焦点を当て意思決定項目と内容の履歴調査を行った。具体的な調査対象としては、鉄骨加工業者、プレキャストコンクリートカ-テンウォール業者、設備業者の、属性の異なる3つの専門工事業者をとりあげた。 次に「専門工事業者による意思決定プロセスの構造化」として、単位となる意思決定項目多数の内の2項目間の関係に分解し、それを記述する。そうして記述されたすべての項目間の関係をマトリックス上に整理して、それに対する演算により、意思決定プロセスの構造を図った。対象としてPCa複合化工法におけるシミュレーションを行った。
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