研究課題/領域番号 |
07455247
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60139516)
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研究分担者 |
中川 義英 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70139517)
後藤 春彦 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (70170462)
中川 武 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30063770)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 城下町都市 / 官庁街 / 都心 / 都市骨格 / 城下町 / 県庁 / 堀 / 大手門 / 都市形態 / 近代化 / 地方都市 / 都市改造 / 三島通庸 |
研究概要 |
本研究では城下町基盤への官庁施設の設置の実態と、近代の都市形成に与えた影響を分析した。分析方法は、官庁施設の設置当初から現在まで約30年おきに、以下の3要素の関連を分析した。尚、近代における官庁施設設備は、初めて本庁舎がおかれた場所に着目した。 ○建築:官庁施設、教育施設、医療施設、文化施設 ○骨格:城下町基盤、街路、鉄道、都市計画街路、 ○自然環境:河川、堀、水路、地形 その結果、官庁施設の立地に関して以下に示す2分類、7類型が存在することを明らかにした。 ○城下町基盤を生かし、城郭周辺部への官庁施設の設置 城郭周辺部は城下町の近代化において最も改造され、官庁施設の建設はその結果でもあった。城郭周辺に官庁施設が設置された都市は21都市あり、その設置パターンは6つ存在した。官庁施設は城郭の中でも既存の商業地区に近い場所に多く設置された。 城中心型、大手門(広小路)周辺型、大手道沿い型、町家域方向集中型、街道挟み型 ○城下域周縁部に官庁施設を設置 城郭ではなく城下域の周縁部に官庁施設を設置する都市もあった。 城下域周縁部集中型、城下域周縁部分散型 さらに、この類型を元に、変容プロセスを分析した。 以上の方法により、明治の官舎街と立地の実態とその後の都市の近代化過程での都心改造の関係を明らかにした。
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