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放射性^<35>Sトレーサーを利用した高性能深度脱硫触媒の探索

研究課題

研究課題/領域番号 07455319
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 触媒・化学プロセス
研究機関東京農工大学

研究代表者

加部 利明  東京農工大学, 工学部, 教授 (50092482)

研究分担者 神戸 正純  東京農工大学, 工学部, 助手 (80262244)
石原 篤  東京農工大学, 工学部, 講師 (60212908)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1995年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
キーワード触媒 / 脱硫 / ラジオアイソトープトレーサー法 / 水素化 / 硫化水素 / 反応機構
研究概要

・本研究では、重質油の有効利用に関する基礎研究および高性能触媒の開発を目的として、難脱硫性化合物の脱硫反応機構を解明するために、^<35>SでラベルしたCo-Mo/AL_2O_3触媒を用いて4-メチルジベンゾチオフェン(4-MDBT)および4,6-ジメチルジベンゾチオフェン(4,6-DMDBT)の脱硫反応を行い、作動状態での触媒中の硫黄の挙動を定量した。^<35>Sで脱硫反応を行い、Co-Mo/AL_2O_3触媒を^<35>Sで標識した後、1.0wt%4-MDBTのデカリン溶液を導入すると、触媒に取り込まれた^<35>Sは4-MDBT中の^<35>Sと交換し、^<35>S-H_2Sとして放出された。4-MDBTの導入後、触媒から放出される^<35>Sの放射能量は、触媒上で^<35>Sに標識された全硫黄の放射能量より小さいことがわかった。これは一部の^<35>Sが触媒に残ったまま4-MDBTの反応に関与しなかったためと考えられる。さらに、4-MDBTの代わりに4,6-DMDBTを用いた場合にも、同様の結果が得られた。同じ反応条件下で触媒中の移動可能な硫黄量はDBT>4-MDBT>4,6DMDBTの順で減少した。この傾向は脱硫反応の転化率の傾向と一致した。このことは^<35>S-DBTの脱硫反応において、触媒に取り込まれた^<35>Sは、4-MDBT及び4,6DMDBTの反応では完全に押し出すことができないことを示しており、DBTの脱硫反応に関与する硫黄の一部しか4-MDBT及び4,6-DMDBTの脱硫反応に関与しなかったと考えられる。つまり、DBTと4-MDBTあるいは4,6-DMDBTとでは、脱硫活性点が異なることが示された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 石原 篤,松下征洋,城内賢司,張 麿=,加部利明: "担持金属カルボニル錯体を用いたジベンチオフェンの水素化脱硫反応(第4報)アルミナおよびシリカアルミナ担持モリブデンおよびコバルトカルボニルより調整した水素化脱硫触媒" 石油学会誌. 39. 26-33 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Toshiaki Kabe,Weihua Qian,WeipingWang,Atsushi Ishihara: "Suifur exchange on Co-Mo/Al_2O_3 hydrodesulfurization cataiyst using ^<35>S radioisotope tracer" Catalysis Today. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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