研究課題/領域番号 |
07455345
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業化学
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研究機関 | 岡山大学 (1996) 群馬大学 (1995) |
研究代表者 |
三宅 通博 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (30143960)
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研究分担者 |
佐藤 満雄 群馬大学, 工学部, 教授 (20008428)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | ゼオライト / アルミノリン酸塩モレキュラーシ-ブ / マイクロクラスター / 導電性 / 非線形光学性 / ポリピロール / ポリチオフェン / p-ニトロフェノール / ホスト・ゲスト反応 / 脱アルミニウム / リン酸アルミニウムモレキュラーシ-ブ / 非線形光学特性 |
研究概要 |
本研究ではフォージャサイトおよびアルミノリン酸モレキュラーシ-ブの格子空間を活用して、導電性および光学性マイクロクラスターを合成し、それらを種々の角度より評価した。 1.ゼオライトYの格子空間で合成したポリピロールクラスターにおいては、合成する際の開始剤として銅、クロム、鉄イオンが適していることを見いだし、さらに格子空間内の銅イオン濃度の増加と共にポリピロールクラスターの量は増加するが、熱安定性が低下し、電子構造がバイポーラロン状態であるものが増加することを見いだした。計算化学的手法によりマイクロクラスターの存在状態を検討した結果、[110]方向とそれに直行した[110]方向に配置している可能性が示唆された。 2.六方晶フォージャサイトの格子空間で合成したポリチオフェンクラスターにおいては、生成されるポリチオフェンクラスターの量は格子空間内の銅イオンの量に依存し、それらの電子構造はバイポーラロン状態であることを見いだした。 3.クロムイオン含有アルミノリン酸塩モレキュラーシ-ブ(CrAPO-5)の格子空間で合成したポリピロールクラスターにおいては、クロムイオンが重合開始剤として働き、CrAPO-5の一次元チャンネル中で主にポーラロン状態の導電性ポリピロールクラスターが生成されたことを見いだした。 4.アルミノリン酸塩モレキュラーシ-ブの格子空間で合成したp-ニトロフェノールクラスターにおいては、格子空間内にp-ニトロフェノールクラスターを包蔵することにより非線形光学特性が発現(第二高調波が発生)することを見いだした。
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