研究課題/領域番号 |
07455350
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業化学
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
山下 仁大 東京都立大学, 工学部, 助教授 (70174670)
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研究分担者 |
濱上 寿一 東京都立大学, 工学部, 助手 (30285100)
須田 聖一 東京都立大学, 工学部, 助手 (50226578)
松田 元秀 東京都立大学, 工学部, 助手 (80222305)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | 希土類酸化物 / ケイリン酸塩 / 固体電解質 / ナシコン / ガラス / 結晶化ガラス / アパタイト / セリアセラミックス / ナシマン / ナトリウムイオン導電体 / ナ-プシオ / 希土類 / ナミコン / ナ-プオ / イオン伝導 / リン酸塩 / セラミックス |
研究概要 |
本研究においては希土類含有セラミック(固体)電解質の合成と応用について研究した。 まず、Na_2O-R_2O_3-P_2O_5-SiO_2(R:希土類元素)系において見い出した新規ナトリウムイオン導電体ナ-プシオのガラスおよびガラスセラミックス(結晶化ガラス)の性質とゾルゲル合成について検討を加えた。種々の希土類元素の固溶体形成や、ゾルゲル合成に関する基礎研究における多くの成果を得た。最終年度であるので他に応用研究についても試行した。シート成形については緻密体の合成に成果を収めたが、薄膜合成は今後の課題として残った。また、Na/S二次電池応用を試みたが、実験室の都合で長期間の観察が不履行で、これについても今後の課題として残った。 次に、希土類酸化物で安定化したジルコニアおよびセリアセラミックスの応用について検討を行った。従来のガラスpH電極では測定不可能であった高温においてこれらのセラミック電極が作動することを明かにした。さらに高温燃料電池や種々の溶液、ガスセンサーとして性能を向上させるため高導電率を有するセリアに酸化物イオン輸率1.0のジルコニアを体積分率で10%以下でラミネートした複合セリアセラミックスの合成を電気泳動法によって行った。現在さらに接合等を含む幾つかの事項を改善しているが、各々の材料を単独に用いるよりも特性が大きく向上することが明かとなり、今後新たな研究課題が案出されることが示唆された。
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