研究課題/領域番号 |
07455428
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
井村 徹 愛知工業大学, 工学部, 教授 (50022968)
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研究分担者 |
岩永 弘之 愛知工業大学, 工学部, 教授 (40064943)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 表面改質 / プラズマ溶射 / レールガン / 電磁加速器 / レーザークエンチ / 非晶質層 / 爆発成形 / トククセンサー / プラズマ照射 / 超高速加工 / 極限環境 / 極端条件 / 電磁加速装置 |
研究概要 |
実験1に関してのまとめ:レール型小形電磁加速装置を用いての超高速金属プラズマ照射の実験は、軟鋼基板とアルミニュウム基板へのタングステン(W),チタニュウム(Ti)コーテイングの実験が主として行なわれた。いずれも、通常行なわれている低速プラズマコーテイングによって作製された被膜の基板への接着の場合とは異なり、(1)被膜-基板接合面は、不連続的でなく、成分金属の混相ないし合金層を形成しており、強固な接合であった。(2)Wのような大気中の実験では酸化し易いWのような金属コーテイングでも、殆ど酸化されずに形成されていた。断面の組織観察、EPMA分析、超微小硬度計測定等の結果はそれら示すものであった。また、層の厚さを増やすために、二重、三重打ちを行ないことによって膜厚の増大が得られたが、均一厚さの膜形成には至っていない。 実験2に関してのまとめ:ステンレス鋼や軟鋼製の回転軸ないし基板の表面に軟磁性非晶質合金膜を作る実験においては、予め融液超急冷法で作ったFe_<78>B_<13>Si_9合金磁性非晶質板を、(1)銀蝋をもちいて予め表面に接合し、結晶化したものにレーザービームを二次元的に走査して、改めて非晶質膜を作る、(2)同じ非晶質板を各種の強力接着剤を使って表面に接合する、(3)同じく非晶質板を爆着接合するなど、三種の実験を行ない、接着強度や磁気特性の評価を行ない、いずれの場合も非晶質特有の軟磁性が損なわれずに表面改質が行なわれていることと強固な接合が得られたことを確かめた。但し、接着剤を使っての接合は、最も簡便であるが、耐久性の十分な検討は未だ出来ていない。こうして作製した表面軟磁性層に組合う磁気検出器を作り非接触型トルクセンサーを試作した。その検出感度(出力)の優劣を比較検討し、十分実用に耐える感度を得たが、実車へ装着は未だ行なっていない。
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