研究課題/領域番号 |
07456002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
浅野 義人 千葉大学, 園芸学部, 助教授 (30151046)
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研究分担者 |
藤家 梓 千葉県農業試験場, 生物工学研究室, 室長
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 遺伝子導入 / エレクトロポレーション / Embryogenic callus / 形質転換植物 / 高発現プロモーター / 殺虫タンパク遺伝子 / 芝草 / パーティクルガン / エンブリオジェニックカルス |
研究概要 |
本研究において、おおよそ以下のような成果が得られた.1.芝草のカルス誘導において、比較的高頻度でembryogenic callusを誘導することが可能となり、効率的なin vitro細胞一植物体再生系が確立した.2.エレクトロポレーション法による遺伝子導入において、バッファー組成の改変、電気的条件等の検討により、従来より効率的に遺伝子導入が可能になった.3.パーティクルガンによるintact細胞への遺伝子導入において、導入効率を上げるための機械的諸条件等を明かにした.4.エレクトロポレーション法によりマーカー遺伝子の導入を試み、得られた形質転換体における遺伝子の確認、導入遺伝子のプロモーターの違いによる形質発現量の差異等について検討した.5.導入を図ろうとするbt遺伝子のうち、芝草の重要害虫であるスジキリヨトウ、シバツトガに対しCrylA(c)の産生タンパクが最も殺虫活性が高いことを認めた.6.CrylA(c)の導入を図った個体について導入遺伝子の確認を行い、bt遺伝子が組み込まれた形質転換体に対してシバツトガの幼虫による摂食試験を試みたが、明らかに耐虫性を示す個体は見い出せなかった.7.導入遺伝子の殺虫活性を高めるために、1)高発現プロモーターの構造を明かにした、2)bt遺伝子コード領域の塩基配列の改変を試みている.以上のように、最終的に、目的の耐虫性個体の育成を達成するには至らなかったが、現在、高発現プロモーターとbtコード領域を接続した遺伝子、ベクターの構築、およびbtコード領域の改変が進行中であり、近々、いずれかの方法により最終目的である耐虫性個体の獲得が達成されるものと考えられる.
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