研究課題/領域番号 |
07456007
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
根本 圭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (40211461)
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研究分担者 |
阿部 淳 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (60221727)
森田 茂紀 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00143404)
秋田 重誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10251498)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1995年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | イネ / 微小管 / ホメオボックス / RFL遺伝子 / 分枝組織 / ファイトマー / ホメオボックス遺伝子 / 生長点 / 穂 / OSH1遺伝子 / 穎花 / 側芽 / 形態形成 / 分裂組織 / OSHI遺伝子 |
研究概要 |
1トウモロコシの茎の発育に伴なう細胞内の表層微小管の動態を調べた結果、表層微小管配向は節間細胞の分化と伸張とに密接に連動していることが分かった。このことより、表層微小管の動態は、イネ科作物の節間における細胞拡大の制御に重要な役割をもっているらしいことが伺われた。 2イネの生長点におけるホメオボックス遺伝子の発現を調べた結果、それらの発現が茎頂での組織分化(葉、節および節間の分化)と密接に関連しており、ショウジョウバエ胚のパターン形成遺伝子として発見されたこのクラスの遺伝子が、イネ科作物の生長点における各種組織・器官のパターン形成にも重要な役割を果たしているものと考えられた。 3イネの幼穂におけるLEAFY遺伝子のホモログの発現を調べた結果、その発現は穂における枝の原基の分化に限られていた。LEAFYが花芽の分化のトリガーになっているのに対し、イネホモログは花序の分子形成に関与しているものと考えられた。 4イネの幼穂発育における品種間差を発育形態学的に調べた結果、花序の分子の発達のよい品種は、各枝の生長点のサイズが相対的に大きい傾向が見られた。従って、分枝の形成は、主軸の生長点の活性に規定される側面が強いものと考えられる。 5発育を追った根系の発達過程を調べた結果、根の量は地上部を構成するファイトマーの数と大きさに密接に関連することが分かった。このように、地下部発育の解析には地上部のアーキテクチャーの解析が不可欠であることが明らかとなった。
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