研究課題/領域番号 |
07456011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物学
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研究機関 | 富山県立大学短期大学部 |
研究代表者 |
葭田 隆治 富山県立大学短期大学部, 講師 (40089016)
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研究分担者 |
浅水 哲也 富山県薬事研究所, 次長
佐藤 幸生 富山県立大学, 短期大学部, 講師 (20104979)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | アグロバクテリウム属菌 / TPU菌株 / オピン型 / アグロバクテリウム チュメファシエンス / rol遺伝子 / 高サイトカイニン・アブシジン酸 / サツマイモ(種子繁殖用) / 形質転換体個体 / アグロバクテリウム / ミキモピン型 / カルス・不定根・不定芽 / 不定芽の培養 / 形質転換体作物の作出 / 生理機能の解析 / TPU菌株の細菌学的性質 / rolBとrolC遺伝子 / rolB遺伝子のPCR産物 / 塩基組成 / スボイシア形質転換体 / 細菌学的性質 / 生物学的性質 / 腫瘍・毛状根 / T-DNA型 |
研究概要 |
1.富山県内の栽培バラやノイバラの腫瘍から、約60菌株のアグロバクテリウム属菌を分離し、TPU(Toyama Prefectural University)の菌株名を与え保存した。 2.分離されたTPU-50,-54,-55,-57菌株は、細菌学的手法により、それらの分類学的所属を検討したところ、アグロバクテリウム チュメファシエンスでバイオバ-2と同定された。しかし、他の菌株は、生物学的性質やT-DNA型がアグロバクテリウム属菌に類似しているが、確定は出来なかった。 3.サザンハイブリダイゼションの手法により、TPU菌株のT-DNA型について検討を進めたところ、分離されたTPU菌株のT-DNA型は、それぞれ特徴のある5型に分類できた。しかも、これらのT-DNA型は、標品の外国菌株のNIAES1724とA13型と全く異なることが明らかになった。オピン型は、分離されたTPU菌株の大部分において、ノパリン、アグロピン、ミキモピンが同定された。一方、TPU菌株には、rolBとrolCの遺伝子が存在することも明らかになった。 4.TPU菌株をトマトやキュウリの下胚軸に接種したところ、腫瘍、カルス、不定根(毛状根)が胚軸の接種部分に発生した。これら形質転換体組織中のサイトカイニンやアブシジン酸を分析したところ、組織中の含有量は非接種組織に比べ著しく高くなることが明らかになった。この事は、高サイトカイン組織が、TPUの接種により作出できることを示唆している。 5.TPU-57と-58菌株を種子繁殖用サツマイモの胚軸に接種し、得られたカルスを再分化培地で培養したところ、不定芽、不定根ならびに再生個体が認められた。これらの結果から、高サイトカイン作物の作出には、TPU菌株のベクター系を利用すれば極めて有利であることが明らかになった。
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